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生命の陸上進出と酸素濃度の関係性

命題

酸素が無ければ進化はできなかったの?
それとも陸に上がるために酸素に適応したの?

ぐりさんの長男くんの疑問

免責

筆者はこのnoteの内容に対して、100%の正確性を保証していません。

結論

「酸素ができたから」

理由

酸素がない状態の地球、つまりオゾン層がない初期の地球は宇宙から降り注ぐ有害な紫外線にさらされていました。

光合成生物の出現によって酸素が大気中に放出され、地表面の酸素濃度が増加。

それに伴い、酸素と紫外線の光化学反応によってオゾンが生成され、やがて大気中のオゾン濃度が紫外線を十分に吸収できるようになりました。

オゾン層で紫外線の多くが吸収されるようになった結果、微生物は海にも陸にも住むことができるようになったのです。やがて、酸素を有効に利用できる微生物(好気性微生物)の出現とその種類の増加により、多細胞微生物も出現し、植物、動物へと進化したのです。植物の出現により酸素量は増加し、生物は、酸素の有無、環境の変化に対応しつつ繁栄と滅亡を繰り返しながら現在に至っているのです。

参考文献(i)より引用


また、生物が今のサイズに進化する過程でも、酸素は必要不可欠な存在であったことが参考文献の記述からも窺えます。

生物進化史上の重要な出来事として多細胞動物の出現がある。動物は運動能力に優れた性質を持つが,そのために非常に大きなエネルギーを必要とする。また、多細胞動物の重量を支えるコラーゲンの生合成には酸素が必要である。

参考文献(ii)より引用

参考文献

(i)酸素が先か? 水が先か?酸素は微生物と植物から

(ii)地球史における大気酸素濃度の変遷と生物進化


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