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仄めかす主語

何かを仄めかすように主語のない日本語を喋る奴が苦手だ。

文法的に主語の省略が可能だからって、日常会話に奥ゆかしさなど求めていない。

直情的なやり取りのセリフを主語なしで捲し立てられるのはたまったもんじゃない。類推するこっちの身にもなってほしい。




もちろん、その場で理解できるはずもなく。

あとから内容を反芻して前後関係から主語を特定する。

その作業はさながら国語の文章題を解かされている気分だ。




人生の悩みは大体人間関係から端を発するってマジだと思う。

ダルい。めんどい。もうほっといて。

いらんこと言うくらいなら、話かけんといて。

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