麻雀 エリートサラリーマン。

 七三、スーツ、そして忙しなくかかってくる電話。彼を私は『エリートサラリーマン』といっていた。

エリートサラリーマンは顔がとても爽やかで麻雀も上手いのでみんなに好かれていた。(ちなみに私はその時に『この雀荘のアイドルは俺だ!』といったら『デブ専は少ないですよ』と言われた)



麻雀中に

「はい………はい。あ~わかりました!」

といって

「申し訳ありませんがこれラス半でお願いします…。」

と突ラスをしたり

時には


「す、すみません!!終局代走お願いします!」


といなくなったりした。


我々は


『やっぱりエリートサラリーマンは忙しいんだな』

『おそらくはMARCH出のエリート』

と言っていた


そんなある日、店長が風俗の新規開拓をしていたら
いきなりそのサラリーマンがいて

「な、なにしてんすか!?」

といったら

「あ!?奇遇ですね!」

といって話をきくと

「いやー風俗いく前に麻雀で稼いで風俗代をチャラにしようとしてるんすが中々難しいすね……あ、電話で呼ばれるのは風俗の予約です。」

と、いかつい答えを爽やかにいっていた

なんなる御法度………




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