未経験から自社開発のWebエンジニアに転職するために就活で意識したこと3選

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この度晴れてエンジニアとして働けることになったので、就活で意識したポイントをまとめておきます。

自己分析に注力する

就活の中で最も重視し注力していたのが自己分析です。

なぜ注力したか

これは、ちゃんとやっておいた方が結果的に楽だと思ったからです。
就活では自身の強みや企業選びの基準など様々なことを言語化する必要がありますが、結局はすべて自分のことなので、自己分析をしっかりやったことでその後の色々な意思決定(書類に何書くか、面接でどう話すか、どんな企業に応募するかなど)が楽になりました。

自己分析は就活のフェーズの一つではなく、すべてにおける基礎部分なのだと感じました。

自己分析の位置付け


どうやったか

特に手順を体系化したりはしていませんでしたが、今考えるとこんな流れでやっていたと思います。

①喜怒哀楽なんでもいいので、自身の感情が大きく動いた体験を挙げる

②なぜそのとき感情が動いたのか、特にどの部分に感情が動いたのか深掘りする(①の具体化)

③②から「自分はこういうとき、こんなふうに感情が動く」という原則を見つける(②の抽象化)

④③で見つけた原則に沿って、必要な意思決定を行う(③の応用)

自分の例でいうとこんな感じです。

※説明用の表であり、実際には使っていません。自分は紙に書き殴るスタイルでした。

ただ、PCに対面しながらスラスラ書くというよりは、散歩や入浴中などリラックスしている時間にふとした瞬間に思いつくことが多く、それをメモしてだんだん埋めていく感じでした。
なのでガチガチのフレームワークというよりは思考のイメージ程度に捉えていただけると嬉しいです。

ここで伝えたいのは、日頃から自身の体験や感情を具体化・抽象化することが、自己理解を深めるために有効だったという点です。


意外と語られていない自己分析の重要性

経験上ですが、経営層の方は質問の抽象度(スケール)が高く、どんな質問が来るか事前に予想しづらかったです。

なので、個別の質問に一個一個準備をしていくというよりかは、
先ほど述べたように日頃から自分の感情を抽象化して「価値観や感性の原則」を見つけておき、それを来た質問に合わせて応用させることが効果的だと感じました。


やっておけばよかったこと

仮にもう一度エンジニア転職をやるとしたら、自己分析は就活開始時ではなくプログラミング学習開始時(もっと早くてもいい)から始めます。

というのは、自己分析はやればやるほどブラッシュアップされると感じたからです。ふとした時に自分の潜在的な価値観に気づいたり、自分を表現するのにより適切なワードが見つかったりしてました。

一方で、自己分析専用の時間を設ける必要はないと思っています。
机の前で構えるより日常の何気ない時間に思いつくことが多かったので、
早い段階で自分の感情に対するアンテナを張っておけばOKだと思っています。
そうすればプログラミング学習の時間を圧迫することもありません。

まずはプログラミング学習や日常生活の中で湧いてくる感情に注意を向け、それを深掘りしてみるところから始めるとやりやすい気がします。


フィードバックを受ける

ここまで自己分析について述べてきましたが、一つ注意点があるとすれば、

自己分析は内容が主観的になりがち

という点です(自己分析なんだから当たり前ですが)。

オリジナリティはあった方が良いので、自己分析の最中は主観的で良いし、むしろその方が良いと思うのですが、最終的には他人に伝えるので事前にフィードバックを受けることはとても有効だと思いました。

頭の中では整理できていても、いざ喋り出すと上手く伝えられないことは多々あったので、「喋り慣れ」も大事だと思います。

どうやったか

自分はRUNTEQというプログラミングスクールに通っていましたが、そこでは追加料金なしでキャリアアドバイザーに自己分析面談や書類添削、模擬面接ができるシステムがあったのでそれを活用していました。

見ているのがRUNTEQ受講生であれば強く活用をお勧めしますし、
そうでない方もキャリアの相談ができる人を見つけておくと、アウトプットの質やメンタルを担保する上で良い方向に作用すると思います(転職はあまり経験値を積めるものではないので)。

おすすめしないのは志望していない企業に練習目的で応募することです。
これはモラル的な理由というよりは、架空の志望動機を作るコスパが悪すぎると思ったからです。
ちゃんとやろうとすると嘘の積み上げが必要になるのでめちゃくちゃ大変だろうし、もし志望動機が理由で落ちてしまったら「そりゃ嘘だしな、、」ってなるだけなので何の学びも得られません。
練習したいのであれば、キャリアアドバイザーにお願いして志望企業の採用担当役を演じてもらう方が効率も効果も高いと思います。

本音を話す

ゼロから作った嘘を話す人は少ないと思いますが、悪気がなくても「採用されたい」という思いからつい建前で話してしまう人は多いかと思います。

「本音で話すことで入社後のミスマッチを防げる」みたいな話はよく聞きますが、これに加えて自分が本音で話した方が良いと実感したのは別の理由があります。

想定外の質問は必ず来る

先ほども述べましたが、意表を突くような予想外の質問は一定数あり、特に最終面接で経営陣の方と面接するときに多い印象でした。

これは仮説ですが、最終確認として応募者の人となりを知るために本音を引き出す目的があるんだと思います。

それまで建前で話していると、こういう質問が来た時につじつまが合わなくなるので、固まってしまったり答えられても非論理的になってしまいます。

仮にその質問には事前に準備できていてたまたま上手く答えられても、向こうは本音を引き出すことが目的である以上、再び予想外の質問をしてくるだけなので、そのすべてに対して準備しておくというのはできないしする必要もないと思いました。

これはもうそのとき自分の中にある本音を正直に話すしか方法はないと思います。

実務未経験はポテンシャル採用

複数社に内定をいただきましたが、評価していただいたのはいずれも現時点での技術力ではなく、学習意欲や価値観の一致(いわゆるカルチャーマッチ)だったので、自身の価値観を正確に伝えることは重要だと思いました。

本音を話すためのマインド

そうはいっても本音で話すのはなかなか難しいと思うので、自分が本音を話すために有効だった考え方を3つ挙げます。

①弱みも見せた方が結果的に信用される
私自身も完璧で隙が見えない人より多少弱みが見える人の方が信用できるので、相手もそうだろうと考えるようにしました。

②入ってみないと分からないこともあるので、入社前に特定の企業に入れ込みすぎない
強く志望する企業があるのは良いことですが「絶対に受かりたい」と思って完璧を演じてしまわないよう注意していました。

③日本は制度が充実しているので、無職が続いても絶対に飢え死にしない
「早く決めないとやばい、、、」という焦りも完璧を演じてしまう要因になり得るので、失業保険とか年金の免除などの制度を知っていたのはプラスだったと感じました。

まとめ

  1. 自己分析に注力して自己理解を深める。

  2. 他者からフィードバックを受けながら、自分のことを分かりやすく伝える訓練をする。

  3. あとは本音をぶつけるだけ。採用するかどうかは向こうに任せる。

最後に

自分は10社程度しか応募しておらずサンプル数としては物足りない気がしたので、企業の傾向というよりかは自分が意識したことをお話しました。
一意見として参考になれば参考です。

「フィードバックを受ける」の項目でお話ししたRUNTEQは、期間内に必修カリキュラムを修了すればその後期間無制限で就活サポートが受けられるので、不必要に焦ることなく就活に取り組めました。

気になる方はまずYouTube動画を見てみるのがおすすめです。
雰囲気も掴めますし、ライブ配信中(だいたい月曜21:00〜)であれば直接質問もできます。

がっつり相談したい方は無料でオンラインキャリア相談会を申し込めるので、以下にリンクを貼っておきます。

読者の皆様が満足のいく就活ができれば幸いです。

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