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【シドニー編②】後出しジャンケンはしない

留学して3週間が経った10月の初旬、
日本と気候が逆のオーストラリアは少しずつ夏が近づいてました。


英語が拙いながらも授業では最初に発言をし、
間違いながらも話そうとしていると、

少しずつ友達が増えていき、本当に有り難いなぁと感じていました。



『タクマくん、よく授業中発言できるね』




日本人の友人からはよくそう言って頂けました。


しかしその意見はもっともで、
多国籍な人達が15人集まる教室。

先生も外国人、教室にあるものは全て英語という状況、

僕も発言する直前は心臓バクバクで緊張しまくっていました。笑



ただ僕の中で、



『後出しジャンケンはやめよう』



と決めていました。

授業では最初に発言する人が一番ハードルが高く勇気が必要で、

3番目、4番目になればその意見に対して賛同したり、反対すれば良いので比較的楽になります。


1番英語が話せない自分が、3番目、4番目のポジションを取っても、
成長を望めないのは明らかでした。


なので、
「もっと日本で勉強してこなかった僕のミスで、今はとにかく経験しよう。」


そう決め、恥をかきながらも言葉を使い続けました。
(恥はほんとに沢山かきました笑)



結論を言うと語学学校に通った1ヶ月半で会話ができるレベルにはなりませんでしたが、


友達もでき、
大変な事も含めてとても貴重な経験になったと思い、感謝しています。



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22歳になった11月の中旬


メルボルンに住んでいた兄と再会して、2週間程楽しい時間を過ごした後、


僕はまたシドニーに戻り、働きながら英語を覚えることにしました。


兄はとてつもなく英語が話せるようになっており、

驚きと尊敬と、
兄の部屋にあったボロボロの英語の参考書達が、

僕の目に凄く凄くカッコよく映りました。


(ちなみにメルボルンはヨーロッパのような古風な街並みと、

透き通るような綺麗な海岸が多数あって本当に素敵な所で、

もし将来オーストラリアに旅行に考えている方は、メルボルンは特にオススメです)


※イメージの写真貼らせて頂きます^^




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シドニーに戻ってからはシェアハウスに入居し、
インターネットで仕事先を探す日々が始まりました。


当時お金があまりなかったので、まずはとにかく働こうと、


深夜のサッカースタジアムのゴミ拾い、

日本人の方が起業したハウスクリーニング屋さんでのお掃除の仕事、

レストランの皿洗いや、

ホテルとして貸し出しているお部屋のベッドメイキングと清掃など、



募集を見つけてはすぐにメッセージをお送りし、働かせて頂いていました。


そしてお金の問題が解消し生活が安定し始めた頃、

僕も含めて、学校に通っていない留学生全員が(恐らく)直面する問題がありました。



それは、



『英語を話す環境をどうやって作るのか?』




というものでした。




どれほど勉強していても使う場所が見つからないとモチベーションが上がらず、

また定期的に会う関係を築ける人がいないと厳しいなぁと感じていました。




2日間程考えた後に僕は、『これなら行けるかも』という考えが見つかります。



そして、
この目標が後に僕の「オーストラリア生活」を一生忘れられないものにしてくれました。



それは、




『ストリートバスケのコートで3000得点する』




という“目標”でした。  


(写真右下の、フードを着ている暑そうなやつが僕です。笑)

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