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【物語】17歳から25歳でおそうじ屋を始めるまでの物語

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25歳でおそうじ屋を開業するまでの、実際にあった物語を書いてます^^ 毎週月曜日に更新しています😊
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ダスキン編⑥【大きな会社の社長様へ質問した2年目社員】

ダスキン編⑥【大きな会社の社長様へ質問した2年目社員】

『人は誰もが人生のどん底を這いずり回っている。

でも中には、そこから星空を眺めているものもいる。』

本から学んだ素敵な言葉


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2018年の2月ごろ、

約1年半兼任してきた『レンタル部門』の仕事を他の方に引き継ぎ、

3月から兼任をやめて、
『おそうじ部門』の業務だけをすることが決まりました。



僕は仕事が大好きでしたが、

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ダスキン編⑤【お客様は背中で“ありがとう”を聴いている】⁡

ダスキン編⑤【お客様は背中で“ありがとう”を聴いている】⁡

2017年の11月、この時期に僕は誓ったことが一つありました。


クリーン商事では、サービス後にお客様にチラシとアンケートをお渡しするのですが、


返送用の封筒の中に入ったアンケートには、

『満足 良い 普通 やや悪い 不満』の五段階の評価欄や、


サービスを行った人の服装や、
言葉使いの評価、


そして最後に空欄があり、
お客様自身がそのお掃除の感想について自由に書き

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『仕事の本質を間違えていた僕。』後編

『仕事の本質を間違えていた僕。』後編

⁡それから少し経った休みの日、


ふと『ビジネスモデル思考法』という本を読んでいると、

僕の頭に電流が走るかのように、
ビリっと来る言葉が載っていました。



※(この『ビジネスモデル思考法』という本は物語兼、ビジネス書の本で、


『レオリアス』という老舗シューズメーカーに勤める会社員の須藤(主人公)が、


その社長から「会社のビジネスモデルを作って欲しい」と言われ、

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ダスキン編④【仕事の本質を間違えていた僕。】前編

ダスキン編④【仕事の本質を間違えていた僕。】前編

2017年の8月、

高浜市の担当になり、レンジフードや浴室、エアコンの掃除に1人で行く機会が増えていきました。



クリーン商事で働く皆さんは本当に優しい方ばかりで、色々な話を僕に聴かせてくれました。


サービスマスター部門の部長の、魚釣りの上手な釣り方や、神社仏閣にある白木の洗い方、



一緒に働く主婦さんの子供達の成長、母親目線の想いなど、



色々な立場の方

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ダスキン編③【エアコンのお掃除機能付きは本当に良いのか?】⁡

ダスキン編③【エアコンのお掃除機能付きは本当に良いのか?】⁡

2017年の4月、
徐々に仕事に慣れてきて桜の季節になったこの頃、

約3年間、毎年200冊以上読書してきた僕は、

正社員になったらずっと実践してみたいことが沢山ありました。



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試してみたかったことは本当に細かいことですが、


『名刺交換の時は相手の名前をフルネームで読むと、より敬意を表せる』



『将来仕事ができるようになる人は、
必ず「なるほど」という

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ダスキン編②【始めての浴室クリーニングのお客様】⁡⁡

ダスキン編②【始めての浴室クリーニングのお客様】⁡⁡

2016年の12月、
毎週水・金曜日は「レンタル部門」、

その他の日は休みを除いて「おそうじ部門」の仕事をしていました。


入社して2ヶ月が経ち、完全に経験値がゼロの状態だったレンタル部門は、

マットやモップの名前を覚えていき、

レンタル品を置かせて頂く会社の担当の方からも、徐々に知ってもらえるようになりました。




『問題なく配達できるようになってよかった。

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DUSKIN編【ダスキン入社】

DUSKIN編【ダスキン入社】

2016年の10月初旬、
オーストラリアから帰国した翌月、

面接を受け、碧南市にあるダスキンクリーン商事に正社員として入社しました。


少しだけダスキンの形を説明すると、

ダスキンは①本社の直営店の所と、

フランチャイズオーナーが経営する
②フランチャイズ店(それぞれのダスキンに、それぞれの社長がいます)の
2パターンに分かれており、

フランチャイズ店も社長は

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【シドニー編・最後】3000点と“帰国”と“写真”

【シドニー編・最後】3000点と“帰国”と“写真”

2016年の7月、2700点、2800点と日を増すごとに増えていき、


7月16日遂に、(遂に!)オーストラリアのコートで3000点を達成しました^^!。



6月の時点で仲間との幸せな体験をした僕は、

達成しても凄く喜べるのかな?と思っていましたが、



そんなことは関係なく、

純粋に3000点を超えた時は嬉しく、


その日コートから電車を使って家に帰る

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【シドニー編⑦】人生で最高の時間

【シドニー編⑦】人生で最高の時間

2016年の6月、シドニーの平均気温は最高17℃
最低9℃と、
数字で見るとそれほどですが、


湿度が低くカラッとしているからなのか、
朝は風が冷たく、

仕事のある日は6時半〜7時に家を出て、仕事先へバスと電車を乗り換え、徒歩を合わして1時間ほど、



『早くお客様のお家に着きたいなぁ』




と沢山着込みながら思っていました。


そしてこの頃からいつも、携帯

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【シドニー編⑥】キレイなことと、つらかったこと

【シドニー編⑥】キレイなことと、つらかったこと

『私は自分のことが好きです。 
だって私がわたし自身の事を好きじゃなきゃ、

他の人も好きになってくれないから。』


第一線で活躍する女優さんの言葉です。


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ここまでオーストラリアに来てから8ヶ月、
結果的に上手くいったエピソードを書いてきましたが、

その間に埋もれた、うまくいかない出来事もありました。




一つも仕事がなく英語もま

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【シドニー編⑤】優しい友達

【シドニー編⑤】優しい友達

2016年の4月の下旬シドニーは少しずつ、夜になると肌寒い季節になっていました。

いつものようにストリートコートで試合をしていると、


『君もしかして日本人?』

ふと日本語で話しかけられて横を見ると、

身長は170センチ位、
黒髪でメガネを掛けた、優しい感じの日本人男性が立っていました。



『たまにこの公園に来てるんだけど、
日本人の子がコートにいるの珍しく

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【シドニー編③】初めて行ったシドニーのバスケコート

【シドニー編③】初めて行ったシドニーのバスケコート

シドニーに来て4ヶ月が経った2016年の1月末
夏真っ盛りの季節の中、

僕はシドニーの中心部にある『セントラルパーク』という大きな公園の中にある、

ストリートのバスケット場に通い詰めていました。




『とにかく英語を使える環境が欲しい』



そう思った結果、

「大好きなバスケットボールもやれて、

外国の人も沢山いるストリートコートに行くのは凄く楽しそ

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【シドニー編②】後出しジャンケンはしない

【シドニー編②】後出しジャンケンはしない

留学して3週間が経った10月の初旬、
日本と気候が逆のオーストラリアは少しずつ夏が近づいてました。


英語が拙いながらも授業では最初に発言をし、
間違いながらも話そうとしていると、

少しずつ友達が増えていき、本当に有り難いなぁと感じていました。



『タクマくん、よく授業中発言できるね』



日本人の友人からはよくそう言って頂けました。


しかしその意見は

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【シドニー編】失敗から始まったシドニー留学

【シドニー編】失敗から始まったシドニー留学

21歳の9月中旬、僕はオーストラリアのシドニーに到着しました。
17歳のときに病気になって以来、
恐らく、僕がした一番大きな決断が、このシドニー留学でした。



留学しようと思った理由は2つで、


一つは、1年前に僕に本をくれた長男が既にオーストラリアのメルボルンに留学しており、

僕も一度そうゆう経験をしてみたくなったという『好奇心』と、



もう一つは【28歳で独立

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