”スタン落ち”を理由にカードを作らないのをやめよう、という話

カリスマハースストーンパティシエの蒼汁です。
自分なりの考えをアウトプットする機会が配信以外にないので、たまにnoteを利用するくらいはしようかなと思ってます。
今回の題材は、自分の配信で何度も伝えてきた話。

新生活を見据える4月に向かっての準備期間である2月中旬という暦。
やれ引っ越しだ、衣替えだのでやたらとヒラヒラ出てっちまう。

そんな門出の節目に必ずされる質問がある。


〇〇デッキを作りたいのですが、スタン落ちまで待つべきですか?


これだ。この質問を昨日受けた。
念のため”スタン落ち”の単語の意味を軽くおさらいしたい。

【スタンダード落ち】通称:スタン落ち
発売して一定期間たったカードが使えなくなるシステム。
以下のようなメリットがある。
①初心者と上級者のカードの強さの差を埋めやすくする。
②強いカードが強いまま居座らない。
③強いカードに立場を奪われていた既存のカードが再評価される。

ポケモン赤が、ポケモン金になるイメージに近い。
Hearthstoneならリリースされたカードは2年で使えなくなる。
DTCG(デジタルトレーディングカードゲーム)には必ずといって導入されている仕組み。

このスタン落ちが4月に施行されるのがHearthstone。

物事はメリットだけ見据えると華やかに見えがちだ。
スタン落ちには明確なデメリットがある。それは

”購入したカードが無駄になってしまう”という部分。

正確には無駄になるわけではない。
DTCGであればカードを砕いて魔素やらエーテルに変換することも出来れば、過去のカードが使えるフォーマットも存在する。
だけどそんなロビイストの論点ずらしのような屁理屈で解決はされない。
スタン落ちとは、一般的なユーザーにとって単純な損失なのだ。

話を質問に戻す。つまりこういうこと。

〇〇デッキを作りたいのですが、(今から作ったカードは2か月で使えなくなってしまうので)スタン落ちまで待つべきですか?


では質問に答えます。


スタン落ちを気にするな!!!!!


話を比喩に移行します。

お前は今、フライドポテトが食べたい。ものすごく。
だからマクドナルドに来た。レジを待つ列の途中、店内にこんな掲示物がある。
フライドポテトが4月からリニューアル!!! 記念セール開催!!!”と。
それを見たお前の思考はどうなる。

「少し経ったら新しいポテトになるから今はいいか。」
「ちょっと待てばお得に買えるから、今日は諦めよう。」




本当か?違うだろ!!!!!
お前が興味を手に持って、情熱を内ポケットに入れて、買いに来たフライドポテトは、「今」のポテトだろうが!!!!!

待ってる時間に興味がなくなっちまうかもしれねぇ。
新しいポテトの味は口に合わないかもしれねぇ。

今のポテトの味を楽しめるのは、今だけなんだ。
4月になってから後悔しても手遅れなんだ。

質問をしてきている時点で、お前はこのポテトに興味を持ってる。
自動ドアをくぐる前の情熱を思い出せ。損失なんて丸めて捨てろ。

お前が食べたいと思って足を運んだこの店の、アッツアツの揚げたてポテトを食べればいいんだ。食べるべきなんだよ。今!!!



お金がかかるとしても、その分で手に入る経験や技術、モチベーションはただの損得勘定だけで説明できるものじゃない。
一歩踏み出せない人たちの為に、私が半歩そちらに歩み寄った。
後はお前次第だ。手に取ってくれ、アツアツのポテトを。



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まぁ俺は冷めてしなしなになったポテトも好きだけどね。

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