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12/3COLORFUL大阪に出演しました

3日に大阪にて、COLORFULというイベントに出演してきた。

密着取材のテレビ局の方にも引き続き来ていただいて、賑やかな1日だった。私は舞台に立ち、ライブペイントを行った。

悔しいことに、何か月かに及んだ嫌がらせのストレスでずいぶんと太ってしまった醜い体を全国に発信してしまうことが気がかりだが、これも生身のドキュメント…ということで生暖かく見守ってほしい。

アートは、メインは音楽をもとに描いた。大判のキャンバスにめいっぱい描いたのだが、サイズは初めてのサイズで、アクリル絵の具を披露するのも初めて。観客の大勢の方が見る中をほぼぶっつけ本番のような形で行った。

4分ほどのチャイナ風のダンスミュージックに合わせて絵を描いていたが、さらさらと流れるようなミュージックが心地良くて直線的に筆が動いていった。少し緊張の色が混ざり、曲が終わるとともに描ききることができた。

仕上がったものは、大判なだけにいつもよりもダイナミックな仕上がりというか、少し粗が目立ったので家に帰ってから少し修正を施し玄関に飾った。

白を少し描き足してひっくり返して完成。絵をひっくり返して仕上げるのは、わりとよくある。

写真では伝わりにくいがとても大きな絵が玄関に飾られ迫力のある壁になった。細かい白を入れる作業を舞台で出来ていればな、と思ったが舞台では「大きな動きをする」ということを重視したため仕方なかったのかもしれない。

共感覚の説明はさらりとしてあったが、それだけで全てわかる人はそういないであろう。おそらくあのライブペイントをしていた殆どの人が「共感覚ってなに?」「この人は何を描いているんだ?」と思ったに違いない。

しかし、大きな舞台では大人数の人が私の共感覚アートを見る。ここでは多くを語らないほうがいいだろうと、説明などは最小限にあえておさえ、ただただ仕上がっていくよくわからない絵を見てもらうことに注力した。

舞台での構想は「謎を残すこと」だった。

服装は黒い服にロングの黒髪ウィッグ、音楽に合わせて中にチャイナドレスを着て「謎の人」をイメージして作り上げたもので、いったいこの山口葵という人物はなんなんだろうか。共感覚ってなんなんだろうか。などという疑問を残すためのひとつの演出にすぎない。

人は「謎」があれば知ろうとする。

その「知ろうとする」が、私の目的であり目標だ。共感覚や共感覚アート、山口葵を知ろうとし、調べて私のアカウントやnoteに辿り着いてくれれば、共感覚を知り、認知が広がるだろうと考えた。

その中に共感覚当事者がいるかもしれない。家族や身近な人に共感覚者がいるかもしれない。その時に「知ろうとする」がとても大切なのだ。

何度もここに描いているが共感覚者は能力者ではないし、苦悩も多い。色々な種類がありとても個性的な特性で解明されていないこともまだまだある。

まずは興味を持ってもらうことを大切にしている私にとって、このライブペイントの機会をいただけたことはとても光栄だ。これからも多くの人に伝えるためにこういった機会を増やしていきたい。

山口葵

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