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【共感覚アートを紐解く】「緊張」の色は決して綺麗とは言い難い

また1週間も間が空いてしまった。書けない、書けるを繰り返すこの変則的な私の記事を、読んでくれる人に感謝を伝えたい。

昨日は人生で初めての出来事がありとても緊張した。共感覚アーティスト山口葵としての活動が、そんな方向に広がると想像できなかったので未知の世界だった。結果はどうあれ、私の中ではとても貴重な体験だった。

その時の緊張をぜひ絵にしてほしい、と言われたので描いてみた。

これが昨日の私の感情の色。昨日は起きた時から濃くて少し暗めの黄色、黄土色のような世界だった。

私のこの色は目で見えているわけじゃない。何度も何度も言うが、共感覚はスピリチュアルでいう「オーラ」ではなく感覚刺激が同時に起きている脳の反応だ。能力者でもなければ、特別でもない。

私のこの絵は感情と視覚、記憶などが色を感じる感覚とリンクし、形成されているものだ。緊張の中に期待やワクワクも交じり込むが、前に進みたいと思う感情や、少し不安げにする様子も捉えられたのではないかと推測する。

全体的に綺麗な色とは言い難いが、これらがおそらく昨日感じた私のありのままの「緊張」の色だ。

色の紐解きは色彩心理学を元に見ることが多い。ただ描いただけではわからなく、あとで見て、私がこの人にこういう印象を抱いているなあと思うものと色彩心理での色が似ていることに気付いたから。

それが正解かどうかは、まだよくわからない。共感覚は未知の世界が続く。だけどそれはそれでいいのかな、と思いつつ完璧に解明できないかという想いもあり、共感覚研究にも参加するようになった。

「ぼんやりしたものに捉えられる」が共感覚を伝える場面で何度も出食わす壁だ。

「スピリチュアルではない。能力者ではない。これらは脳の反応のひとつで、この世には多くの共感覚者が存在する。」

私はこの共感覚の認知をする活動を始めてから上記のセリフを何度も何度も言ってきた。当たり前に認知されるのは、やはりまだ先になるか…と思いながらも昨日の出来事や、テレビ局の取材、「知ろうとしてくれる人の存在」が、私に希望を与える。

もっと、影響力を持ちたいとはじめたSNSは、大きく広がり色々な機会をもたらすようになった。でももっと頑張らないといけない。何かあるたびそう思わされる。

でもそれでいい。調子に乗っている自分になんてなりたくないのだから。前にも書いたが、感謝の心を忘れるくらいならそんな活動やめちまえ、と私は思っている。

基軸は「心」を最優先に。

山口葵

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