この海の底で狂ってるのは、私か。
共感覚の影響かなにか、精神状態に支障をきたす時間が長く疲れる。
ネットという海の中は、深く潜っていけば行くほど、良いことはほんのすこーしだけで、あとは向けられる憎悪、嫌悪、嫉妬。負の感情でどろどろと渦巻いている。
それは人間というものの生々しい本音たちであり、本性であり、その人の心の叫びなんだろう。
そんなものばかりを高校時代から浴びてきているが私のこの文章は、そんなマイナスの感情を浴びた時に外においやるためのデトックスであるから。
私はこの海の底にぶくぶくと浸かりながらもう何度も何度も吐き出して、次第に息が出来なくなって、それでもまだまだ浸かっていたい。
だってここでじゃないとできないことがあるから。
希望を見いだしては絶望し。
信頼しては、幻滅する。
私が私じゃなくなっていっても、この海の底は変わらずにどろどろとした感情だらけで、私が居なくなれば良いという訳でもなく今度は、同じものが別のターゲットに当てられる。
それが繰り返される世界だ。
それでも私はこのインターネットの海の中を、高校生の時に知り、浸かり、今もずっと潜ったまま。
息が出来なくなっても、この狂った世界の何かに取り憑かれてずっとここに居続けてる。
狂ってるのは、私か。
山口葵
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