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共感覚を言葉と絵で伝える

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共感覚で見えるもの、感じるもの。そして、共感覚での苦悩について。ありのままを書いています。
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2023年11月の記事一覧

ロ(ろ)と口(くち)の境界線ー共感覚研究協力

ロ(ろ)と口(くち)の境界線ー共感覚研究協力

今回も前回同様、京都大学にて行われた共感覚研究協力について書き留めておく。

研究ではカラーチャートと文字や名前を使い、1文字にどの色が見えているかチャートから選んで書き込んでいくものだった。カラーチャートは大きくずっしりとしていて、赤や青ひとつにも細かな種類のものがあった。

また、色を感じない場合はそのように書くよう言われた。実際に銀色のような透明のようなそんな文字が私もいくつかあった。

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共感覚と「脳」の個性

共感覚と「脳」の個性

少し前の話になるが、京都大学で共感覚研究協力をしに伺った。テレビ局の方も来ていただき、私自身色々と不明だったことの質問も聴くことができた。

共感覚で最も多く記録されているのは私の持つような色と繋がる共感覚だそうだが、ふと疑問に思うことがあった。

「なぜ、そういった共感覚が起こりうるのか。」だ。

初歩的でかつ重要な部分を私はなかなか見つけることができなかったので、質問をすることにした。答えとし

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私と「山口葵」

私と「山口葵」

今日からまたnoteを再開していこうと思う。

地元に引っ越してきて半月が経ってきた。この地にいる時の私はまだ「山口葵」じゃなかったから、自分の中で整理するのにこんなにも時間がかかってしまった。私なようで、私じゃないようで、どう落とし込めばいいのかわからないと、SNSもいつもよりすこし更新が滞ってしまっていた。

きっと、いや確実に私だったはずの山口葵が、地元に住んでたころの私とズレが起きていて、

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