マガジンのカバー画像

共感覚を言葉と絵で伝える

116
共感覚で見えるもの、感じるもの。そして、共感覚での苦悩について。ありのままを書いています。
運営しているクリエイター

2022年11月の記事一覧

優しい歌声はパステルカラーで包まれるー共感覚と聴覚

優しい歌声はパステルカラーで包まれるー共感覚と聴覚

今日は1日オフにして、体をゆっくり休めながら応援企画に参加してくださった方の収録を聴き返し、ひとりひとりコメントをしていった。

告知も含まれるが、最終的にstandfmのこのタグはこんなにも多くの人からの温かいエールが届いた。Twitterや、noteで応援してくれた方もいる。

ひとつひとつ、最後まで聴いてからコメントを返す。感謝と感想を交えながら。収録は同じ歌を歌ってくれているのに、全部違う

もっとみる
誰にも追いつけないスピードで地面蹴り上げ空を舞う

誰にも追いつけないスピードで地面蹴り上げ空を舞う

昨日の「苔」をA3の紙に絵にした。

titleは「VOITHISTE ME PARAKALO.」ギリシャ語だ。

最近これが顔にこびりついている人がたくさんいて、今綺麗な色が見えないのだが、タイトルを絵に入れてみたらなんだかいい感じに仕上がった。こんなに汚い苔の世界も、芸術となるのだな。

笑顔の裏に涙や怒りがある。
それが渦巻くと、全体が真っ黒な色になる。

私は、綺麗事だけ信じるような愚かな

もっとみる
蔓延る苔に世界が歪む

蔓延る苔に世界が歪む

振り払っても振り払っても
襲い掛かる灰色の世界は、

私に人を信じさせないように、呪いの言葉を唱えているようだ。

優しい歌になりメッセージになり、
花のように綺麗な無償の美しさの反対側には

美しさのかけらはどこにもない、淀んだ世界が在る。

きらきらと光る小さな粒ですら、ここには存在しない。
灰色の世界、渦巻く偽りの、泥臭い匂いがする。

どうして私は、
ここに居るんだろう。

どうして誰も、

もっとみる
「わからない」は恥ずかしい事じゃない

「わからない」は恥ずかしい事じゃない

日本大会に向け、自分のヘアメイクリハーサルを軽く行った。イメージは湧いているのでベースをとにかくしっかりと作り上げようと思う。つけまつげもうまくつけられそうなので、きっとうまくいく。

「無くしてしまうかもしれないなぁ」と思っていたものがやはり見当たらず当日に慌ててしまうことになるところだった。落ち着いて、明日探してみて、一応替えの物も用意しておこう。

後遺症からきているのかわからない私の記憶障

もっとみる
数秒のランウェイで共感覚を表現する

数秒のランウェイで共感覚を表現する

昨日、応援企画を立ち上げてくれた方々に感謝のnoteを書いた。開始期間は大会1週間前、当日までということでいよいよ日本大会が間近になってきていることを実感する。

スピーチをできる人、プレゼンに進めるのは上位のわずかな人数。
それ以外は、ランウェイだけで終わる。

私は色々と大会に向け活動をしてきたが順位及ばず、ランウェイで終わりそうな雰囲気だ。もちろんプレゼンやスピーチも気合を入れて台本を作り上

もっとみる
学生が企画運営するオンライン大学校GPUに登壇が決定

学生が企画運営するオンライン大学校GPUに登壇が決定

共感覚を一番伝えたい「未来を担う子供たち」へ、伝える第一歩の道がひとつ拓けた。

学生が企画運営するオンライン大学校GPU

1000人以上の社会人の話が聞ける機会なんて、学生のうちにはなかなかないだろう。色々な職業、経験をしてきた社会人から様々な角度で話を聞け、質問ができるオンライン大学校、GPU。

きっかけはこちらの会社の代表の山本社長からのお話。そこからこの講師として、私、山口葵が登壇する

もっとみる
共感覚の絵本制作を現実的に動こう

共感覚の絵本制作を現実的に動こう

私が実現したい共感覚での活動のひとつ「絵本を作る」ことを、何か具体的に動けないか、考えている。

グループ展の出展者の方の中に、絵本を作っている方がいてそれが展示されていた。それを見て、やはり諦めたくないなと思った。

子供の頃、夜は家事と仕事に忙しくする母を横目に私はひとりあそびや祖母、父と遊んでいた。寂しいと思ったことはなかったけれどやっぱりどこか寂しかったのか、もう少し母と遊びたかったな、と

もっとみる
曼殊沙華を手のひらに包んで

曼殊沙華を手のひらに包んで

受注した共感覚アートを、しばらく描けない日々が続く。

穏やかな日がある中、温かい人に囲まれる中、
どうしても体調が悪いと上手く描くことができない。

「体調が悪い」という、色が混ざるのだ。

共感覚で観える色は一定の場合もあるが、人や感情に見える色はうごめいている。私はそれをテクスチャなどで例えているが、光が弾け飛ぶこともあって、それは絵ではなかなか表現が難しいところだ。

色よりも光や形のほう

もっとみる