見出し画像

悩みが消えるとき

昨日突然、今後の業務内容が大きく変わることになった。上司の仕事が多すぎて溢れているのでそれを誰かに振ろうという話になり、私に白羽の矢が立ったようだ。

いやしかし、待ってくれ。私は育児との両立や健康面の課題や長年会社で頑張りすぎてくたびれ、他のことをしたくなった等諸々あり、今は非常勤でごく短時間しか働いていないので、今の目の前の仕事だけでも追いついておらず、その状況でどうやって引き継げば良いのだろうか。そう思っていると、今の仕事の8割を占める業務を他の人に渡して良いとのこと。

その業務にはすでに7年目に入るほど長く携わっている。それを剥がして、おそらくかなり手間のかかる面倒な事務を引き受ける事になる。果たしてYESと答えるべきなのだろうか、という疑問が頭に浮かぶ。

更にはその新しい仕事には直近急ぎの期日があり、一刻も早くバトンタッチを進めないとならないようなので、勤務時間も一時的にでも増やす必要がありそうだ。

急な話で、色々対応できるのか不安もあるし、自分のキャリアのことなども頭をよぎった。
新たな仕事は一般的な市場でのキャリアという意味では、特にプラスにもならないであろう仕事だ。でも会社の売上に関わる重要な業務ではある。しかし同時にとても地味で骨が折れそうな事務仕事でもある。

いろんな思いが頭をよぎったけれど、一晩寝て、それらの気持ちをぼんやり見つめながら、昔ならこの出来事の意味や、自分にとってのメリットデメリット、そこから導き出す自分なりの結論などなど、もっともっと悩んだり考えたりしたと思うけれど、今はなんか素直にこの流れに身を任せて、無理のない範囲で頑張ってみようかなと思えた。

その結果どうなるかは考えてもわからない。わからないことを考えなくてもいいかなと、シンプルに思った。

お互いに様々な複雑な気持ちを抱えつつも、本当にお世話になった上司が困っていて、これまで私が困ってきた時にたくさん助けてくれて、それに少しでも恩返しできる機会がもらえたなら、それは、いつも周りに助けてもらってばかりで、みんなの働きにおんぶに抱っこな状況で肩身の狭い自分にとって、有難いことなようにも思った。

自分自身、長く担当した仕事への愛着や執着がないわけでもない。けれど、それは他人の手に渡るから惜しいような気がするだけで、心から何かその仕事でやりたい事があるわけでもなく、なんなら飽きていて他のこと、新しい事をやりたいと思っていたので、そういう意味でもちょうど良い気もする。どんなことにせよ、変化するという事自体が、物事を停滞させず、水を澱ませずにいることにつながるようにも感じる。コツコツした事務仕事は嫌いではなく、おそらく性に合っているだろう。

更にはもう一つ別の仕事も頼まれ、それも外出したり、久しぶりに社内の人たちとやり取りする良い機会にも思う。

結果を考えない。損得ばかりを考えない、でも無理はしない。勝手にあれこれと一人で意味づけをせずに、客観的な事実だけをみて、肩の力を抜いて、目の前のできることに取り組んでみよう。そう思えたのは、瞑想のおかげが大きいように思う。

もちろん日々はそんなに割り切れずに、思い悩んだり、様々な思考が頭に浮かぶけれど、それを見つめられるようになった事は本当に素晴らしい事だなとしみじみ感じた。

悩みは全て私の頭の中で私が作り出していただけなんだという事が、体感できた貴重な体験だった。その瞬間、これまで日々抱えていたたくさんの悩みがパッと消えて、私は何に悩んでいたのだろうという感じがした。

なーんて、数日経ったらまたウキー!やっぱ辞めてやる!大変すぎるやんけ!とかなってるかもしれないけれど、今の気持ちは今の気持ちとして残しておこうと思って書いてみた。

今夜も瞑想しつつ寝ます!
読んでくださった方ありがとうございます。
素敵な夜を。おやすみなさいませ。

この記事が参加している募集

新生活をたのしく

今日の振り返り

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?