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挫けそうな想い。(詩) / 20240508wed(400字)


きみはぼくの人生に現れた。
まだ、たった十四時間。
でも、もう十四時間が経った。
きみの出現は衝撃的だった。

なぜ、ぼくはこれほどまできみに惹かれるのか?
心がそわそわする。ぼくの心は揺さぶられる。
なんどもぼくはきみの写真を見た。
「この女を落としてやろう」
と笑うじぶんの狡さをなんども恥じる。

きみの素直な質問はぼくの狡さを丸裸にする。

ぼくのきみへの想いはだれにも伝えてはならない。
きみへのこの想いはぼくの内部に封じねばならない。
ことばは他者に漏れるとその実行力は拡散される。
本人ならばどうか? 霧と消えるに違いない。
ぼくがきみを絶対的に手に入れたいのなら、この燃える震える想いは墓場へ道連れにすべきだ。
万一、この告白の効果が現れるときは、きみとぼくはすっかり結ばれていることが前提だ。喩えば、きみかぼくのどちらかが末期ガンとか老衰で死ぬ間際に、きみを奮い立たせるとき、この告白は多少は役に立つ。かもしれない。

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