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“元”ヤングシンバなアイドル

気づけばあっという間に5月になり、Aぇ! groupがCDデビューする日が目前に迫ってきています。1か月前はデビューまでにみんなの好きなところとか書きたいなーと思っていましたが、到底無理な現状を受け止めて佐野君への愛をつづろうと思います。

私は佐野担、こじまさや狂い、バンドトリオ厨を名乗っていますが、本当にみんな大好きで、私は佐野くんが好きというよりAぇ! groupを応援するのが楽しくてAぇ担やってるんじゃないかなーとも思うことが多々あります。

それでもやっぱり佐野晶哉という男はおもしろいなと思うのが彼の「元ヤングシンバ」という肩書です。

私の大尊敬している推し、佐野晶哉くんはこの事務所に入る前、劇団四季のライオンキングという大舞台にヤングシンバとして立っていました。
6歳上のお兄さんの影響でミュージカルの舞台を志し、舞台子役としての経験を経て、お兄さんの友達が出演していたEndless Shockを観劇した際にこの事務所でこんなことができるのか!と思い履歴書を送ったそうです。
(お兄さんリスペクトの弟可愛すぎる!)

私の母がミュージカル好きで、私もヤングシンバ・ナラがお兄さん・お姉さんに見えるころからライオンキングをはじめとした主に劇団四季の舞台を観劇してきました。
舞台観劇が趣味というわけではないけどそれなりに見てきた自負がある一佐野担のnoteを読んでくださるとうれしいです。


圧倒的余談!!!!!


舞台子役は昼公演など、学校を休んで舞台に立つため、何人かが交代で出演することになります。ある子役が舞台に立つまでの密着がYouTubeに上がっていたのですが、その組のひとりが佐野晶哉くんでした。(仮にAくん(メイン)・Bくん・佐野くんとします)
密着自体はAくんにフォーカスされており、ほかの子に比べるとできることが少なかったAくんが初日に舞台に立つことを目指して練習を重ねる姿が主題となっていました。
結局Aくんは初日のメンバーに選ばれず、見事選ばれて舞台上の装置を使ってリハを行う佐野くんの姿が映し出されていました。
しかし、実際に初日の映像として流れたのはもう一人の子役、Bくんの姿でした。Aくんも早く舞台に立つことを目指して練習を重ねる…といった感じで密着は終わります。(記憶を頼りに書いたので間違っている部分もあるかもしれないです)

もちろん佐野くんが初日のメンバーから外れたことは全く言及されておらず、技量不足で降ろされたのか、佐野くんやナラ役の子に何かあったのか、知る由もありません。しかし子役とはいえただの小学生、本人は相当悔しかっただろうなと思います。

そのあとの生活は全く知りませんが、すごく忙しかったんだろうなぁ…
(“元”毎日公園を駆けずり回っていた典型的な小学生女児)


佐野晶哉くんの深み


冒頭でお話しした私的佐野くん大好きポイントはここからです!!!!!
(余談長すぎですよね笑ごめんなさい!)

ヤングシンバはその名の通りシンバの子供の頃の役なので、子供らしい声・子供らしい体つきが求められます。
そして成長しそれらを手放すと、ヤングシンバを辞める時が来ます。
もちろん成長は一人ひとり異なるので引退時期もバラバラです。
彼ら子役は普通の子供なら声変わりだ、身長が伸びたなどと自身の成長を同級生と競い合う小中学生時代を「成長したら舞台を卒業することになる」と思いながら過ごすことになります。

子役担当の大人から引退を告げられた時、10代前半の子供は何を思うのだろう、とよく考えます。
自分では止めることのできない成長と何年も本気で取り組んできた舞台子役としての仕事。今の私にすら言語化できない無力感や寂しさに包まれると思います。
以前地方公演の千秋楽を観劇した際、カテコを普段の三倍くらいやっていました。
しかし本人にとっては大事でも劇団にとっては一子役の引退。
裏でケーキを食べたりご飯に行ったりしてお祝いするとしてもそこまで大げさにやるわけでもなく、舞台上にはただ何も知らないお客さんの前で最後を噛み締める10代前半の子役がいるだけ。その身に合わない大きなものを背負っている子供を想像すると泣きそうになります。

こうした“最後”を経験したり余談で書いたような悔しい思いをしてもなお、舞台に立つことを再度志し、たくさんの人を笑顔にし続ける佐野哉晶くんが本当に深くて面白くて大好きだなぁと思います。

優しさ、器用さ、愛され力、最年少とは思えない客観性・貫禄、私たちファンが惹かれるそのすべてが彼の過去につながっている。
Aぇ! groupのだれよりも早く生存競争の場へ足を踏み入れ、大人たちと舞台に立ち、そこから去るという経験がその一部分となっていることが佐野晶哉くんの唯一無二の個性であり、面白さだと思います。

Aぇ! groupの加入はすでに決まっていた小島くんと正門くんが目の前で大人たちに頭を下げ、一番最後に決まった。Fire Birdでは歌割がOh…だけだった。数年前まで小島君と「自分たちは仕事がない2人だ」と自虐していた。

そんな佐野くんはバラエティーでは体を張って活躍し、大学で「グループのために」と言って作曲を学び、オリ曲を作り、自らの個性を生かしたお仕事をたくさんこなすようになってついに5月15日、Aぇ! groupのメンバーとしてCDデビューします。

たくさんの先輩が言っていた通り、これからが本当の闘い。
同じ事務所にはデビュー曲でなくても初週ミリオンを記録する先輩がいて、K-POPなど国外にもライバルがいる時代に数字がものをいう世界へ飛び込むことになります。

私は大好きなAぇ!groupのデビューをこれ以上ないくらい華々しいものにしたい。みんながしたい仕事を発言し、叶えられるような芸能界にとって大きな存在になってほしい。

楽しいだけではない、むしろ苦しい・悔しい経験をしてきてもステージに立ち続けることを選んだ彼らの門出が美しく、素晴らしいものになるように。一ファンとしてAぇ! group の活躍を心から願っています。



Aぇ! groupのデビューまであと2日。



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