碧央(あお)@セラムン二次創作者

2023年8月4日に始めたばかりの初心者。 二次創作小説(セラムンのみ)の書き手。 文…

碧央(あお)@セラムン二次創作者

2023年8月4日に始めたばかりの初心者。 二次創作小説(セラムンのみ)の書き手。 文の読み書きがスキ🩷 主に二次創作の発表の場😊 ゆくゆくはそれ以外も文を紡ぎたい! フォロー&いいね、感想等お気軽にどうぞ😉

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  • クン美奈小説

    前世、現世、未来のクン美奈の話をまとめて置いていきます

  • まもうさ小説

    原作、旧作、Crystal(Eternal、Cosmos)、ミュージカル全媒体のまもうさ中心(エンセレ、タキムン、まもうさちび、キンクイ、キンクイレディ、遠うさ、月影うさ、セーラーコスモス×タキシード仮面含む)の小説まとめ

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セラムン二次創作小説サイトを運営しています😊 メインは飽くまでもサイトになりますので、ご興味ありましたら訪問頂けますと嬉しいです✨ https://plus.fm-p.jp/u/4heavenstars/

    • セラムン二次創作小説『好きな人と薔薇(旧作まもうさ)』

      「まもちゃん、いつも助けてくれてありがとね♪」 デートで花屋を通った時、うさぎはいきなり衛に感謝の言葉を伝えた。 助けた後に言われたなら分からなくもないが、今は戦いも無く普通の日常の中だ。衛はピンと来ない。 「急にどうしたんだ?今は助けてないぞ?」 「うん、花屋さんに薔薇があったから思い出したんだ♪」 「確かに置いてあったな!」 「薔薇と言えばまもちゃん!だもんね?うふふっ」 「そっか、ちゃんと認識して貰えててこっちが感謝だよ」 「ん?何で?薔薇と言えばまもち

      • セラムン二次創作小説『籠の中の美少年(エリちび)』

        今のエリオスの状況を一言で表すならば正に“籠の中の鳥”だろうか。 残念ながら籠には入っていないばかりか、鳥でもないが、周りからすればそう見えるだろう。 いや、羨ましく思う人もいるだろう。その様は正に四人の美少女に囲まれている。四人は顔が美しいだけでは無い。スタイルも抜群。知らぬ人から見るといい女達だ。 しかし彼女達は事情が違っていた。四人の美少女は戦士。それも、一国の王女の側近である。 「これが、噂のスモールレディの想い人ですのん?」 「随分と頼りなさそうだけど」

        • セラムン二次創作小説『あなたに首ったけ(クン美奈)』

          あたしには彼に言えない秘密がある。 秘密って言う程大層な事では無いのだけれど、言うと色々面倒な事になりそう。懸念していることになりそうで言えない。 それだけは避けたい。けど、もうそろそろ限界が近い。でも、ラブラブ出来ないのはあたし的にも痛いし。 でも、それよりも本当の意味でも痛いし、どうすれば。ってオトメゴコロが喧嘩する複雑な気持ち。 「いてててて……」 あたしが彼に隠している秘密。それは、首が痛いことだ。 産まれてこの方、首が痛くなった経験はない。彼と付き合い初

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        • クン美奈小説
          45本
        • まもうさ小説
          62本

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          セラムン二次創作小説『金木犀の香りに包まれて』

          『金木犀の香りに包まれて』 ギャラクシー・コルドロンで太陽系の皆さんとお別れをして旅立って数時間後、私たちは遂に母星へと帰ってきた。 「帰ってこられるなんて……」 キンモク星に着地した瞬間、色んな想いが込み上げてきて胸がいっぱいになり、言葉に詰まる。 「そうだな。もう帰れないと覚悟をしていたからな」 途切れた私の言葉を汲み取ってゼウスが続きを引き取ってくれた。その声は優しく、そして安堵した憂いを帯びていた。 手は私の頭を撫で、何も言わず労ってくれていて、思わず泣き

          セラムン二次創作小説『金木犀の香りに包まれて』

          セラムン二次創作小説『月を見上げて』

          黒猫のルナはこの日、月を見上げて物思いにふけっていた。 満月ではなかったけれど、綺麗な三日月が空の星たちを先導するかのように一際優しく輝いていた。 「月へ行きましょう!」 そう宣言し、提案したこの日はルナ自身も一大決心だった。 ずっと探していたプリンセスがセーラームーンとして戦わせていたうさぎだったこと。 自分自身の記憶が負担軽減の為に一部封印されていた事で最悪な形でのプリンセスを覚醒させてしまった。 後悔しても後の祭りなのは分かっていたが、月に行く事で何かヒント

          セラムン二次創作小説『月を見上げて』

          セラムン二次創作小説『馴れ初め』

          「はぁ〜……」 大学の近くのいつもの公園の中にある噴水前に腰掛けて、冴子は盛大に溜息をつき落ち込んでいた。 医者になりたい。その一心で頑張り志望校に合格。通い始めて一年近く経った。 講義には何とか着いて行けている。寧ろ余裕だった。勉強は得意だし楽しい。充実している。着実に夢に向かって一歩づつ近づいていってる実感がする。日進月歩。 そんな冴子だが、ただ一つだけどうしても苦手なものがあった。 「何このヘッタクソな絵は……」 秀才と周りに言われ、尊敬されていた冴子だが、

          セラムン二次創作小説『馴れ初め』

          セラムン二次創作小説『漆黒のマントに包まれて、彼女は輝きを取り戻す(タキムン)』

          セーラームーンは、やっとの思いで敵を倒した。 「よく頑張った、セーラームーン」 ムーンスティックで敵を倒し、体力を消耗して肩で息をしているセーラームーンにタキシード仮面は近寄りながら声をかけた。 毎回思うが、こんな華奢な女の子が、何故こんな敵と戦う運命にあるのだろうかと疑問に思っていた。 同じ目的である幻の銀水晶を探している様だが、敵も同じで、それ程までに惹き付ける銀水晶とは一体何なのだろうと今一度考え込んでしまう。 「タキシード仮面!」 弱りきったセーラームーン

          セラムン二次創作小説『漆黒のマントに包まれて、彼女は輝きを取り戻す(タキムン)』

          セラムン二次創作小説『たいしたことなくね?』

          「え?たいしたことなくね?」 何でもないと言わんばかりに発言したのは勇人だ。 「お前……」 「衛の真剣な悩みをそんな軽々しく!」 「身の程を弁えろ!」 余りの言い方に、他の四天王は頭を抱えた。 当の本人である勇人は悪い事を言ったと思っていない。それどころか、何故こんなに詰め寄られなければいけないのか、心底疑問だった。 「何でだよ?たった6年の記憶だろ?無くたって良くね?」 なおもこの態度である。 「なんて事を言うのよ、この男は!」 これだからガサツな男は嫌

          セラムン二次創作小説『たいしたことなくね?』

          セラムン二次創作小説『未知なる未来の先は(はるみち)』

          私が選んだ道は、どれも困難でイバラの道だった。 ーーセーラー戦士として戦うことも、天王はるかという人を愛する事も。 このどちらも未来があるとは言えない、不確かな道。 それでも選んだ事には後悔はしていない。しないよう、ぶれないように意志をしっかり持つと決めていた。 セーラー戦士として目覚める前からしていたヴァイオリニストや画家として活躍していた。戦士よりこちらを選ぶ方がきっとずっと未来があって、私らしくいられる。そんな事は分かっていた。だけど…… 私はセーラー戦士とし

          セラムン二次創作小説『未知なる未来の先は(はるみち)』

          セラムン二次創作小説『宵闇に一番星が輝く(クン美奈)』

          「今夜も星が美しいな」 学校が終わると、すっかり日が暮れていた。自然と空を見上げると、いつもの様に宵の明星が美しく輝いていて安心する。 何故だろうか?思春期になった頃から、宵闇の明星ーーー所謂一番星が妙に気になった。気づけば空を見上げて一番星を探していた。 普通ならば、月が綺麗とか気になるのだろうが、俺は月には興味が無く、寧ろ何故か気分が悪くなる想いがした。 「やはり一番星が一番輝いているな」 一番星と言われているだけに、他の星に比べるとずば抜けて美しく輝いていると

          セラムン二次創作小説『宵闇に一番星が輝く(クン美奈)』

          セラムン二次創作小説『行き合いの空』

          中国から帰国した美奈がお土産を持って私の家へとやって来た。 「お土産ありがとう」 「どういたしまして」 「お疲れ様。でも、残念だったわね」 「うん、そうなの……」 美奈はAが主役を務める映画のヒロインとしてオーディションで大抜擢され、撮影がある中国へ行っていた。 中国から時間を見つけては撮影の報告やAとの事などを報告の電話が来ていた。隣国と言う事もあり、時差もほとんどない事が幸いして美奈がいなくても電話越しで喋れている事が嬉しかった。 ただ、予定より早まっての帰

          セラムン二次創作小説『行き合いの空』

          セラムン二次創作小説『旅立ち(ゾイ亜美)』

          遂にこの日がやって来た。亜美が留学する日になった。 仲間との別れを前日に済ませた亜美は、彩都と一緒に空港へと来ていた。 「ありがとう」 空港へは彩都の車で送って貰い、荷物も持ってもらっていた。そのことに対して律儀にお礼の言葉を述べたのだ。 「いいのよ。当然の事だもの」 それに、少しでも一緒にいたいと思ったから。と彩都は続けて言葉を発する。 「ごめんなさい……」 留学する事に後ろめたさがあるのか、亜美は謝ってきた。 彩都と付き合う前から医者を目指していた亜美にとって

          セラムン二次創作小説『旅立ち(ゾイ亜美)』

          セラムン二次創作小説『ボディーガード(ジェダレイ)』

          桜の花が満開を迎える頃、レイは大学の門をくぐった。和永に提案された通り、同じ大学へと入学。晴れて大学生活が始まった。 今までと違い、全く違う環境に身を置いての学業。誰もが抱く不安を、レイも抱えながらの通学。 ただ一つ違っていると言えば、共学で男性も通う学び舎と言うこと。今までは中高一貫校のお嬢様学校で、蝶よ花よと大切にされ、守られていた環境。そこに加えレイは極度の男嫌い。今までは学校内では何も無く穏やかに過ごしていた。 しかし、ここに来て初めての共学。レイは気が重かった

          セラムン二次創作小説『ボディーガード(ジェダレイ)』

          セラムン二次創作小説『留学するその前に(まもうさ)』

          『留学するその前に』 もうすぐ衛さんはアメリカへ医学の勉強の為に留学する。うさぎちゃんが聞いたのは留学する一ヶ月近く前の事。それからほぼ毎日、衛さんと会っている。 そして、あっという間に後少しでその日を迎えるというある日、うさぎちゃんからのお願い事に私は驚いた。 「ルナ、まもちゃん家に一緒に来て欲しいの」 「そんな、私なんか行ったら邪魔でしょ?二人の時間、大切にして」 いくらうさぎちゃんの頼みでも、残り少ない二人の時間を邪魔したくなくて断ろうとした。 「まもちゃん

          セラムン二次創作小説『留学するその前に(まもうさ)』

          セラムン二次創作小説『大人のあなたのために(まもうさ)』

          うさぎはこの日、並々ならぬ決意をして衛の家へと遊びに来ていた。 「まもちゃん、私今日大人になるわ!」 衛の隣に座り、衛の顔を真っ直ぐ見て真剣な眼差しでそう宣言した。 今までに見せたことも無いうさぎの大人の顔に、衛はドキッとして目が離せずにいた。 それだけ衛の事をうさぎは考えてくれていると言うのが、その視線で感じ取れる。 「うさこ……無理はするなよ?」 うさぎの気持ちを汲み取った衛は、そう優しく声をかけた。 「まもちゃんのだもん、私は大丈夫だよ」 心配する衛に対

          セラムン二次創作小説『大人のあなたのために(まもうさ)』