実家の「モノ」は際限なし:私の実家の片付け
年末年始で2週間ほど帰省し、久々に実家の片付けをしました。
その顛末を書きたいと思います。
「スキマを埋めたい」問題
スキマ家具って罪深いですよね(笑)
スキマ家具に入れたものが、ほこりをかぶっています。
この重たい「ビールマグ」どこでもらったん?
私の両親は二人とも「下戸」で、家には基本的にお酒がありません。
(私と兄はよく飲みます 笑)
こういうの、いつ使うの?
…自分の家もチェックしないとね(-_-;)
このデザイン、50年くらい前かしら?
これって、なんか意味ある?
「あったから入れた」だけですよね?
ちなみに、母はこういうものをこういうところに(ソファの下に書類)、
しまったりしています。
理由は?
そこに隙間があるから(笑)
「情報が分散」問題
母は食材を、3ヶ所に入れています。
・納戸
・床下収納
・キッチンの戸棚
乾麺、レトルトカレー、サラダオイル、缶詰、、
置き場所が分散しているため、ストックがあるのか把握できません。
そして、スーパーで「見かけたとき」に買います。
情報は一元化しないと、管理できませんよね。
すべて出して、一か所にまとめました。
賞味期限が「大幅に」過ぎたものがこんなにありました。
※賞味期限が比較的最近のものは食べました(笑)
エコじゃないですね(-_-;)
大根の皮や、だしを取った後の昆布を「もったいない」と言いながら、
これ?
「家が広いと、どこでも置ける」問題
例えばガムテープ。
勝手口とリビングの収納にあったり。
洗剤も。
キッチンと洗面所にあったり。
使った後に「そこに置いとく」。
家が広いと、場所がたくさんあるので、気になりません。
私も滞在中に、スマホをついつい「どこか」に置くと、
探す場所がたくさんある(笑)。
家が広いだけで、管理が大変ですよね。
「ブラックボックス」問題
古い家は、「収納の機能性」が考えられていません。
手と目の届かない、使いづらい「収納」がたくさんあります。
・奥の深すぎる物入れ
・高い位置の吊戸棚、天袋
こういった場所は、「ブラックボックス化」します。
以前、天袋やキッチンの吊戸棚の中を片付けました。
その時「引っ越しですか?」というくらい捨てたのに。
今回、たまたま編み物の「編み棒」の話になった時に、
母が「ソファをどかして」と言いました。
ソファの裏の出窓の下の収納に
編み棒のほか、古い本や年賀状がたくさん、、
まだこんなところに!!
母はそのまま閉めました(-_-;)
「情報が多過ぎて、ものが見つからない」問題
食器が多すぎて、食器棚から「取り出しづらい」。
また、目に入る情報量が多すぎると、
探しているものが目の前にあっても、見つけられません。
私も食器好きで、持っている食器は多いほうです。
しかし、この年代の人の持っている食器の量は、尋常じゃないですよね。
50人は同時に食事ができます(笑)
いや、100人かも。
お店でもやるつもりだった?
バリエーション、こんなに必要?
大皿や取り皿はもちろん、
汁碗(大、小)
茶碗(大、小)
焼魚用の長皿(大、小)
どんぶり(陶器、漆器)、、
一つの料理に、一つの調理器具?
せいろ
せいろ用鍋
すり鉢2つ
寿司おけ
す巻き5本くらい
押しずしを作るときの箱
茶碗蒸し用の器
茶碗蒸しを蒸すときに使う四角い平たい鍋
ホットプレート(大、小)
ヨーグルトメーカー
お菓子作り用品も、一式あります。
食器も、やっぱり置き場所が分散しています。
・食器棚
・吊戸棚
・クリアケース
・(家とは別棟の)小屋
同じ用途の皿なら、よさそうなものを選んで残りは処分、
を繰り返します。
「普段使い用=母一人分」はすぐ使えるようカウンターの棚に。
「お客さん用=私たちが来た時に使う」は食器棚の中に、整理しました。
変えられないし、捨てられない
片付けの間も、私が母に
「この“年季の入ったの”を捨てて、しまってた贈答品を使えば?」
と言っても、
「今のが使いやすい。」
と、母は言います。
「じゃこっち(贈答品)を処分するね。」
と言うと、
「使ってないのにもったいない。」
一生使わないってことですよね(怒)?
処分するものがこれだけありました。
これ、ほんの一部です。
「小屋」に手つかずの食器が、大量にあります。
2ヶ所ある食器棚の「上段」も手付かずのままです。
さらに「ディスプレイ」されている「贈答品」のコーヒーカップや皿。。
一日かかって、キッチン収納の「半分」を片付けただけで、
大きなゴミ袋6個!
母が亡くなってこの家を片付けるときは、
どれだけの時間と体力が掛かり、
どれだけのゴミの量になるんでしょうね。。
私の実家にはなんといっても、別棟の1LDKほどの「小屋」もあるのです。
身震いします。。
本人が元気なうちは「(このままで)いいのよ」と放置され、
結局子供がやることになる「実家の片付け」。
私たちはこうならないようにしましょうね。
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