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建築や不動産のこと

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家の話は人生の話。建築や不動産は大事な「暮らしの器」です。50代から知っておいて頂きたい話も書いています。
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不動産の「私たちの未来」への可能性

友人の物件探しのレポートをしました。 不動産業界っていやーね、と思いましたか? 私も思いました(笑) しかし、不動産には私たちの未来への大きな可能性がある、 という話を書きたいと思います。 前回の記事はこちら 生き馬の目を抜くような(古い例え 笑)この世界。 不動産業界の常識は世間の非常識。 でも、その土俵でしか、お客さんは「売ったり買ったり」できません。 「どう売るか」しか考えない 今回私は、友人の「仲介会社」として、 建築のアドバイザーとして、 そして友人として

50代からの人生に:「新しい旅」のススメ

私はもうすぐ、娘と二人で暮らしていた家を出て、 アドレスホッピング生活をスタートします。 ただいま、準備の真っ最中です。 仕事の合間に、 片付け 公共料金の支払いの切替え 家についての、娘への申し送り事項のまとめ。 滞在先の予約や移動手段の確認 歯の治療や予約済みのライブなどのスケジューリング。 私の後には、娘の彼が引っ越してきます。 少しは掃除もしておかなきゃね(-_-;) 忙しいです。 そんな中、ふと感じたことを書いてみたいと思います。 スーパーで 先日、同

欲しかったものを手放した先に

私は、もうすぐ「家を出る」予定です。 アドレスホッピング生活をスタートします! ここに暮らす必要はもう無い 私は今、社会人3年目の娘と二人で暮らしています。 昨年の夏あたりから、娘がそろそろ家を出たいという話をしていました。 今まで、娘との生活を守ることに必死だったけれど、 その役割はほんとうに終わる。 私もここで暮らす必要は、もう無いんだな。 一人で住むにはもったいないし。。 結果、、 今のマンションには娘と彼(結婚は未定)が住むことになりました。 二人から徴収する

【メンバーシップ参加者募集】50代からのシェアハウスを妄想する

シェアハウスについていろいろと調べています。 こちらの記事、85スキ♡ ※本日時点 でも、ほんとに50代からシェアハウスに住める? これについて書いてみたいと思います。 シェアハウスってどんなイメージ? ※以下画像検索で出てきた画像です。 こんなイメージありませんか? これはキツイ(笑) こちらは? 楽しそうだけど、50代にはちょっと。。 シェアハウスは若い人のもの? シェアハウスのサイトを見ていると、 画像に映っているのは若い人ばかりです。 50代で住んで

「家」から人生を変えてみる

私が「50代からの未来」というテーマに行き着いたのは、 「家と暮らし」相談アドバイザーという仕事をしていたときに、 いろいろな高齢者を見てきたからです。 家は、その人の「人生」そのものです。 逆に言えば、「家で人生も変わる」という話を書いてみたいと思います。 「家」と「50代からの未来」 私がみてきた高齢者の姿。 価値観は30年前のまま 時代の変化に付いて行けない 家はボロボロになり、 30年(いやもっと)前のものであふれかえる。 問題が出ていても、変わりたくない

50代からの人生に「家」は何ができるのか

先日、家の相談がありました。 A子さんは50代半ば、相談の内容はこうでした。 「家が使いづらく手狭。片付かず、ずっとストレスだった。 何とかしたい!」 定年を前に退職を決意 A子さんは、社会人になってからずっと続けてきた教員の仕事を、 今年度で退職することにしたとのことです。 定年を前に退職を決めた理由を聞きました。 学校教育の問題点を勉強すればするほど、 「自分の力ではどうにもならない」という無力感を感じたとのこと。 ずいぶん悩んだ末の決断だったようです。 これか

50代からのシェアハウスについて考えてみる

高齢者の「一人暮らし」の問題が、よく取り沙汰されますよね。 「65歳以上のひと」がいる世帯は、2019年ですでに 全世帯数の約半分(赤い折れ線グラフ、49.4%)です。 65歳以上世帯のうちの「一人暮らし」世帯は、28.8%、約1/3です。 「個」の時代にあって、一人暮らしは全体に増えている。 今後もさらに寿命は伸び続けると言われていますから、 さらに高齢者の「一人暮らし」世帯は増えますよね。 このままいけば間違いなく、私も仲間入りです。 「社会的」共同体のトラウマ

「今の家賃を払ってるなら、買った方がトク?」を計算してみよう

賃貸の家賃って消えていってるお金、、もったいない。 そう思う人は多いですよね? じゃ、買った方がいいの? 「賃貸 vs 購入」を考える場合、いろいろなポイントがあります。 今回は単純に「お金」の比較をしてみましょう。 「52歳、独身、今は賃貸住まい。平均寿命(87歳)まで住む。」 という前提で、シミュレーションをしてみます。 ※わかりやすくするため、細かいことは割愛しています。 皆さんも同じようにやってみてくださいね。 掛かる費用:「購入」の場合 【購入時にかかる

スタエフで「50代で家を買う?」お話しさせて頂きました

今日はお知らせです! 以前出演させて頂いた「オトハルラジオ」、再度機会を頂きました。 今回は、「今賃貸の人が“人生後半”を前に家を買うべきか?」 前回の「家の住み替え」の話はこちら 瀬戸内の「豊島」で、ご縁のあった三好洋子さん 「オトナ思春期をデザインするプロジェクト」=オトハル という活動をされています。 毎週水曜に放送されている オトハルラジオ『三三五五』へ出演させて頂きました。 変わらず明るく元気でステキなお二人と、 楽しくお話しさせて頂きました。 本日9日

30年後の自分と「家のミライ」

私が「家と暮らし」相談アドバイザーをしていた時に、 高齢の方からよく「住替え」の相談がありました。 かつては家族で住んでいた大きな家に、 今は「一人暮らし」という方は、本当に多かったです。 お店のあった街は郊外の「丘陵地」で、 駅までの道に坂があったり、 道路から3階建て分の階段を上がらないと家に入れない敷地なども多く、 高齢者には住みづらい街でした。 また、庭の手入れが大変。 古くなった家は次から次へと修理が必要でそれも大変、と。 しかし、そんな「自分で」相談に来ら

女性による、女性のための「不動産会社」始めます

今日はお知らせです。 不動産仲介のサービスを始めます。 「50代からのリセット&リスタート」をテーマに活動しています。 テーマの詳細はこちら 今回は「4.片づけ・住環境整備」に関してのサービスです。 これまでの建築・不動産関連のnote記事はこちら 家とともに30年以上 「家」は、私の専門分野です。 20代から30代前半までは、建築設計事務所に勤務し、 戸建てやマンションの設計をしていました。 30代半ばからは、「コーポラティブハウスのコーディネート会社」に、

土地の値段って、どうやって決まるの?

自分が持っている、あるいは相続された土地を「売りたい」と思った時、 土地の値段って、どんな風に決まるのか。 毎年発表される土地の「公示価格」というものを聞いたことがあるから、 「決まっているもの」と思っていませんか? 公示価格や固定資産税の納税通知書に記載されている「評価額」。 いろいろありますが、 どれも売れる値段を保証するものでも何でもありません。 不動産も一般的な「商品」と同じ。 買う人がいてこそ、値段が付くのです。 「買う」人は、土地をどのように使うことができ

不動産の「資産価値」ってなんだ?

家を買うのって一生に一度か、せいぜい二度ですよね? 「失敗しちゃいけない」と思いますよね? いきおい込んで、普段の生活感覚からずれてしまうことがあります。 その一つが「資産価値」。 物件を買いたい!という方に「何を重視しますか」を聞くと、 ほとんどの方が「資産価値」と言います。 これについて考えてみたいと思います。 不動産における「資産価値」とは? 不動産の資産価値って何でしょうね(笑)? 不動産の世界では、当たり前のように言いますよね? ・静かな高級住宅街などの「

失敗しないインテリアコーデ:急がず妥協せず

友人の購入したマンションの家具選び。 友人の場合は、選ぶのが難しく、 かつ部屋のメインになる「ソファ」から選びはじめました。 前回記事はこちら IKEAで一通り目安をつけたところで、 友人が「ほかの家具屋さんにも行ってみたい」と。 ネットで気に入ったものがあったとのことでした。 移動し、目当てのお店へ。 ネットで友人が見ていた商品そのものはなかったけれど 同シリーズのものがあり、「色」や「素材」などを確認しました。 ほかを見ていたら、 ダイニングを兼ねた、ソファとテー