見出し画像

笑ってる?半年後の私。

記憶が飛び飛びな2022年、大晦日の朝。
出勤直前、絶望的な気持ちの私の心に刺さり、
気づいたら保存していた1枚。Twitterより。

もう中さんの、人を傷つけないお笑いが大好き。


仕事で、散々辛い思いをした2022年度。
思い出したくないこと、つい思い出してしまってウワァァアアとなるようなこと、あまりに辛く記憶からもすっ飛んでしまっていること。
自分でも引くほど、たくさんある。
人間が1年に体験していい「辛さ」の量を、ゆうに超えていた気がする。


もう、こりごり。


二度目の「適応障害」という診断を下され、休職してからもうすぐ半年が経つ。


私はどうにもニート生活が苦手で、
1ヶ月後には週4バイト生活を始めているのだが、
幸い特段辛い思いをすることもなく、
寧ろ可愛がってもらい、
早くも4ヶ月、お仕事を続けられている。

学生時代のバイトは年単位で続いてきた私だけど、
この4ヶ月は大学卒業以来の快挙だ。



新しい環境への適応力は、高い方だとは思う。
しかし、そこにすごくエネルギーを割いてしまう。
人の心の機微が見えすぎてしまうから、疲弊する。
大人の機嫌を取るのは得意だけど、だからこそやろうと思えばいくらでもできてしまう。
だけど、それでたくさん損してきた。何でこんなやつの機嫌取らなきゃいけねえんだよ、とも思った。

新しい環境は、とても疲れる。
だから、ストレス要因を少しでも減らすために、経験のある業種を選んだ。

意図した通り、仕事を覚えるのに苦労はなかった。
いわゆる即戦力。
でも、始めてすぐは、ミスしたり店全体が忙しくなったりするたびに、(前職だとこういうタイミングで理不尽にキレられたな...)(先輩に負担をかけてしまってるな、嫌われたらどうしよう)と考えてばっかり。

ブイブイいわしてる人はまあどこにでもいるけど、今の職場には、怖い人もいないし、理不尽に誰かが怒られてるところを見たこともない。

それでも、
(今日何かあったらどうしよう)
(突然ブチギレられるかもしれない)
(頭が真っ白になって、仕事が全く手につかなくなるかもしれない)
(誰も信じられなくなるかもしれない)

なんて考えてしまって、行きの電車で「死にたい」だけが頭を埋め尽くしたり、そんなことがしょっちゅう。

全部、これまでにあったことだから。
もう、二度と繰り返したくないから。


やっと、考えなくなってきた。
シフトの自由が利く働き方、理解できずとも受容してくれている上長、仕事の定着。


そして何より、一定量積まれ、自分の中で確実なものとなった成功体験の数々


こればかりは自分が身をもって経験しないと、得られない。
苦しいけど、それがあるから、自分に存在価値を見出せる。
職場において、社会において、人生においての、存在価値。存在意義。


それでも、嫌なことを考えてしまうときはある。

4ヶ月経って、人間関係にも慣れて、仲良くなった大学生に「飲み行きましょ!」なんて誘ってもらえるようにもなって、後輩ができて仕事を教えることがあったりもして、
もちろん理不尽にブチギレられることもなくて、

怖かったこと。嫌だったこと。
苦しかったこと。
今考えても、意味のわからない、理不尽なこと。

大っ嫌いなやつの、人をイジめた後にみせる、楽しそうな顔や声。オワってた勤務態度。
そんなやつらに強く言い出せないどころか、機嫌を伺っている、狂った上層部。
真面目にやるだけ消耗させられる、馬鹿馬鹿しい会社。


考えても仕方ない。
どうにもならない。
というか、もう辞めたし、二度と戻る気もないし、消えてしまえばいいと思っているし、でも何かしてやろうとも思わない。
彼らがオカシイことは十二分に分かっているから。


そう、分かってるはずだけど、
でも考えてしまうのは、もう仕方のないこと。

適応障害をはじめ、精神疾患は脳の機能異常だから。
考えてしまう自分を責めたりしない。
「考えすぎだよ」「考えても仕方ないよ」なんていう声はもう、聞き入れない。興味がない。


リアルタイムで辛い思いをしていた頃は、
ひたすら飲んで、酒のサカナにした。
笑い飛ばした。
バカみたいだよね、あんな人にはならないようにうちらは頑張ろうね、って。
そんくらい性格悪くならないと、毎日が送れなかった。それでもあいつらよりはマシ、って思ってた。


時間が経って、それらの経験は
「過去」になった。

笑い飛ばしてきた話も、
思い出してしまったとき、
毎日のようにヤケ酒して頑張って笑い飛ばしてた事実も込み込みで、
心がウワッとして、涙がツーーッ、、と流れる。

猛烈に孤独を恐れる感覚。


吹っ切れてるはずなのに、
苦しくなる。
悲しくなる。
どうしようもない気持ちになる。

イジメってこういうことなんだなって。
こういう経験や、抉られた心の傷と戦うって、こういうことなんだなって。


適応障害の完治には半年かかるとも言うし、
まだその半年は経ってないし、
なんなら一度目から半年以内に再診断されてるし、

環境を大きく変えたことで終わったことのように捉えていたけど、

適応障害自体はまだ「過去」じゃないんだなって。


私の闘いは、まだ続く。

健闘を祈る、私。

皆さんも、祈っててください。

この記事が参加している募集

転職してよかったこと

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?