日本の大学の特許競争力ランキング
「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。
先日「特許で競争力のある大学 信州大学・広島大学が健闘」という記事が流れました。
分析を行ったのはパテントリザルトです。
結果として特許競争力が最も高かったのは東京大学、2位が東北大学、3位が大阪大学、4位が京都大学と旧帝国大学が上位を占めました。
2004年4月から大学が法人化され、国公立大学も法人格を有するようになりました(私立大学はもともと学校法人という法人格)。
大学関連の特許を収集する際は、
国立大学法人
公立大学法人
学校法人
の3つが出願人・権利者名に含まれていれば問題ないと思います(大学共同利用機関法人という法人もありますが、ちょっと大学とは違うので含めていません)。
以前から大学の特許出願には興味があるので、そのうちちゃんと分析して有料レポートのような形で販売したいと思っています(特許リスト付き)。
ちなみに直近20年間で日本の大学関連出願が何件ぐらいあるかというと。。。
権利生死を問わなければ109,998件、ほぼ11万件ですね。生きている特許(公開・審査中、権利存続中)に限定すると61,516件と約半分になります。
ちなみにChatGPTに、大学の海外での表現を聞いた上で、
直近20年間で検索してみたところ、
3,393,258ファミリーとなりました。ランキングを取ってみましたが、
上位は中国の大学ばかりですね。。。。
中国1か国のみの案件をNOT演算すると3,393,258ファミリーから645,350ファミリーにぐっと件数が減りました。こちらで改めてランキングを取ってみると、
韓国の大学が上位で、東京大学も上位にランクインしています。一方でアメリカの大学は上位にあまり登場していません。
これは優先国=アメリカの大学特許に限定してランキングを取ると分かりやすいのですが、
出願人名義の揺れが結構大きいので、分散してしまっているのも理由だと思います(韓国の大学名義も結構揺れが激しいのですが)。
今回はパテントリザルトの記事紹介と、ざっと日本・グローバルで見た際の大学出願状況を紹介しました。近いうちに国内大学の出願状況について取りまとめたいと思います。
また次に海外を分析する際はCOLLEGEも含めます(忘れてました。。。)。
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