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【介護専用・予防】脳の老化を防ぎ足腰を強くするリハビリトレーニング法

実際に寝たきりから歩けるようにしたリハビリトレーニングをお伝えしていきます。

その中で特に効果の高い方法を解説と共にやり方を紹介していきます。

認知症のような難易度が高い治療は症例の確実性が少ないですが動けない状態を歩けるようにする治療・リハビリは改善例が多いことから情報をシェアできたらと思います。

情報を解禁する理由としては介護の業界や個人宅で介護されている人の大変さは計り知れないためです。

特に家族で動けない人がいると目が離せないため外出も難しく、1日にお風呂に入れる、トイレをサポートするだけでもかなりの負担になります。

それが毎日あるため互いに心も身体も消耗していきます。

動けない状態から自立出来ることが増えると互いの気持ちも軽く負担も軽減されます。

※今回の記事はぎりぎり立ち上がれる・動ける人向けの内容です。

治療において実は1番難しいのは、動けるようにすることです。

イスから立ち上がれない状態を立てるようにする、寝返りを可能にする、といった領域は正直難易度が高い領域です。

もしここが可能であれば介護負担がかなり楽になります。

その点は複雑なのでご了承ください。

【では準備から】

SB(スローバランス)氣軸トレーニングと言う方法を応用した内容です。

持ち物は歩行器(膝を上げられるもの)や支えられる環境。

必ず付き添いが必要でやり方を見ることが重要です。

もし立ち上がりが難しいけど普通に歩ける場合は歩行器なしでサポートする人が転ばないように支えて行うこともできます。

なるべく歩行器があるとリハビリが楽になります。

【やり方】

やり方は簡単で動かす動作をすべてゆっくり動くだけです。

これをスローアクティビティ(ゆっくり行動)とします。

ただゆっくり動くだけと言ってもいくつかコツがあります。

・それは普通に歩くのではなく、膝を高く上げて大きく動くことです。

大胆に歩く感じです。

足を下ろす時も同様にゆっくり動かします。

若い人もやってみると意外と筋肉に負荷がかかるのが分かります。

注意点としては上げる時はゆっくりでも下ろす時にはやく動かしてしまいがちなのでサポート者は指摘してあげてください。

・股関節の付け根から足を持ち上げる動作が高齢の方に必要です。

股関節にボルトが入り難しい人は無理をしないであがる位置で十分です。

通常のリハビリは歩くと言う点を意識してリハビリされていると思います。

しかし、歩くとは昔から無意識に行う通常の動作になります。

【解説】

なぜゆっくり動かすのか?

理由は無意識から意識に切り替えるためです。

例えば、中年になるとよくつまずくようになったと言う話があります。

ここが重要な要素でなぜこのリハビリが有効になってくるのかが分かります!

まず、よくつまずく人は段差を登ったつもりで足をあげています。

しかし、脳は誤認して上げたつもりが思ったより上がらなかった状態になっています。

これは筋肉(足)と脳の連動能力が低下しているために起こります。

中年になり、段差誤認や躓きが増えた延長ラインが自立能力低下に繋がります。

本来はこのような日常が増えた人が予防のために行うほうが将来の健康投資になります。

【総合まとめ】

ゆっくり動かすと無意識から意識に切り替わり、脳と筋肉の連動能力を高めます。

やり方は歩行器を持ち、なるべく身体を起こして足を付け根からゆっくり上げる。

膝を股関節あたりまで上げて下ろす時もスローに下ろす。

身体を大きく動かして歩く感じ。

小慣れてしまうと無意識動作になりますので注意します。

1回1回必ずサポート者がつき、流れ作業と感じたらしっかり指摘してあげましょう。

このようにリハビリは効率性より1人1人の自立能力をあげたほうが介護する側の負担も少なくなります。

しっかり行えば3ヶ月くらいには効果が現れます。

ので行う前に、出来ない動作リストを必ず作ってください。

例えば、寝返りが出来ない、自分で立てない、トイレのサポートがいる、と言ったように今現在の現状を書きます。

リハビリトレーニングを3ヶ月行い、

寝返りが自分で出来る、人の手を借りずに立ち上がれる、トイレ時にサポートがいらない、と言ったような変化の観察が物凄く重要です。

なぜならモチベーションをやる側とサポート側がシェアできるからです。

どんどん変化が分かるとトレーニングの有効性に気づき自分から頑張れるようになります。

自立運動は中年期から高齢期に有効なトレーニングになります。

しかし、歩けない人や長年車椅子と言った人には、サポート側が代わりに動かしてあげるしかありません。

【おまけ】

世の中には、自力で起き上がれない人がたくさんいます。

その場合は寝たままトレーニングを誘導します。

例えば、うつ伏せでは足の甲を持ちゆっくり上げ下げしてあげる。

もし、自分で動かせる人はゆっくり意識して上げ下げする。

これだけでも連動性は生まれます。

すべて簡単にできるのでプロの施術者でなくても介護する人が簡単に行えます。

介護で悩んでいる人や予防に力を入れたい人は是非試してみてください!

差し支えなければサポートをよろしくお願い致します!健康施設をつくる目的や情報集めに活用させて頂きます!少しでも良い記事になるよう最善をつくします☆