ヒフの教え/身体の情報が皮膚から分かる!
人体の最大の臓器はどこかと言われると皮膚と答える説は有効なお話です。
そんな皮膚ですが、一般に知られているだけで様々な機能を持っています。
汗の排出による解毒と濃度調整
触温冷痛覚の受容器
肌感
など
あらゆる能力はありますが、そのなかで重要なのが変調を教えてくれる機能です。
経絡を診る時は異常振動をみますが、そこまで見なくても皮膚の硬さでも体内変調が分かることもあります。
一般的には皮膚より下の層は分かりませんが、内層の状態が表面の皮膚に現れることは臨床を通すと感じることもあるかと思います。
背中が分かりやすいですが、もし身近な人が居られる場合は試してみるといいかもしれません。
やり方は背中の皮膚に軽く手をおき、軽く動かしてみるだけです。
可動がある時は皮膚の柔軟性があるため、細胞の保水能力なども維持しています。
反対に硬くて動きが制限されている場合はそのエリアに問題がある可能性もあります。
腎臓のあたりなら腎臓など
他の臓器も同じでサインの目安になります。
なぜ人間の身体は硬くなると悪くなるのかは病からもわかり、
例えば、肝硬変という肝臓の病は最終的な病とされ、症状も多岐に渡ります。
そして名前の通り硬さが現れています。
人間は赤ちゃんのように保水力のある柔らかい肌はそのまま細胞の保水力に繋がります。
年齢を重ねると保水性を失いシワや硬さとして表れます。
なので皮膚からみる方法は変化をみるサインになるためおすすめのやり方です。
患部の硬さをお伝えしましたが、応用として遠隔の見方もできます。
ひとつに先程の肝臓です。
もし筋肉全体の状態に問題があるのであれば肝臓へのアプローチも有効です。
東洋医学では肝臓と筋肉の繋がるとされる。
他にも食欲がない場合は胃腸
骨、脳疲労の場合は腎臓
など臓器からのアプローチもありますが、逆算的に五感からのアプローチも可能です。
耳など
耳の刺激は腎臓に関係する。
このように様々な応用も存在します。
一般的には、どのようにメンテナンスしたらいいのかわからないと思いますので簡潔にお伝えしますと、手当てだけでも変化は起きます。
やり方は、手を円を描くように擦り、温める、次に少し手を離し、感覚を捉えます。
ピリピリしたり、反発したり、何かを感じることができたら手の中で反応が起こっています。
その手を患部に当てるだけです。
肝臓であれば前面の右真ん中エリアにあるのでそこに、手を当てます。
それだけで肝臓の硬さが和らぎ、本来の機能を取り戻してくれる可能性は高いです。
このように身体に興味を持ち、意識を持って対話していることに繋がっているので無意味ではなく必ず良い影響が身体に起きてきます。
他にもやり方はあると思いますが共通としては結果を重視するところです。
※一人で行う時は背部は難しいのでお腹周りが行いやすい
達成感は少ないので分かりにくいですが、優しい方法なので負担は少なく効果もあるので是非試してみてください。
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