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口呼吸の弊害

「口呼吸ではなく、できるだけ鼻呼吸をした方がいい」ということを何となくでも聞いたことはないでしょうか。

「口をポカンと開けているとだらしなく見える」という以外にも、どうやら弊害があるようです。

「でも、口からも呼吸できるんだからしても良いのでは?」と思ってしまいがちです。

しかし、説明が難しいのですが、呼吸はあくまで鼻から行うものであって、口からは「たまたま呼吸ができるだけ」とのことらしいです。

口呼吸は、鼻呼吸に比べていくつかの健康上のリスクを持っています。

口呼吸の弊害の一部を挙げてみましょう。

乾燥した口やのどの不快感
口呼吸を続けると、口やのどが乾燥して不快感を感じることがあります。
これは、口からの空気の通り道が鼻腔よりも乾燥しやすいためです。

歯や歯ぐきの問題
口呼吸は口腔内の環境を乾燥させ、細菌の増殖を助長する可能性があります。
この結果、虫歯や歯周病のリスクが高まることがあります。

顔の成長や形成に影響を与える可能性
子供が口呼吸を続けると、顔の成長や形成に影響を及ぼすことがあります。
例えば、口呼吸が継続すると、上顎が狭まり、顔の形や骨格が変わる可能性があります。

睡眠の質への影響
口呼吸は睡眠中によく見られることがあり、これは睡眠時無呼吸症候群(SAS)のリスクを増加させる可能性があります。

免疫機能の低下
口呼吸は、鼻腔に比べて空気中の微粒子や病原体の侵入を防ぐ防御機構が弱まる可能性があり、これが免疫機能を低下させる要因になることがあります。

これらの理由から、口呼吸が続く場合は、その原因を特定し、鼻呼吸への切り替えや適切な治療を行うことをおすすめします。

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