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鉄からソフトへ:PDLB

仕事をしていると、表面的にはまったく違うのに一番奥にある本質的な問題が同じだったりすることがあります。それに気づいたときは、複数の問題が似た方法で解決に向かうことがあるので面白いです。

先日もある仕事で、コストの話になりました。交通広告にかける費用はどのクライアントも減ってきていて、その分がネット広告に移行しているのはご存じの通りです。ネットはその性質上、具体的な数字で効果をアナライズできるので、企業としては「合理的」だと判断されやすいのだと思います。

でもそれはほんの一部の要素で、ほかにも大きな理由があります。たとえば、野球チームのスポンサーはどんな企業でしょう。

昔は、国鉄などの鉄道会社、西武などのデパート、読売のような新聞社(それぞれがテレビとも連携)などでした。これはその時代を牽引している業種だったからでしょう。今はソフトバンクや楽天などの新形態の企業に移り変わりました。社会のインフラ的な役割の会社から、ネットや通信を基軸にしたソフト産業にシフトしています。新しい業種が参入するということは、数が決まっていますから落ちるところも出てきて、これがそのまま「時代の趨勢」をあらわすことになります。ラグビーやバレーボールの実業団では新日鉄、日本鋼管などが活躍していたことも記憶にあるでしょう。まさしく、企業の主役は、「鉄からソフトへ」と移行したのです。

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多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。