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サボり写真:写真の部屋

若い頃、先輩から「お前は、雨が降っていると家の猫しか撮らないのか」と怒られた友人がいました。写真には行動の量が写りますから、雨だから部屋にいる猫でも撮るか、というサボリは伝わってしまうよ、ということだったのだと思います。

20代の人に会ったとき「おじいちゃんかよ」と言いたくなるほど枯れた写真を見せられることがあります。ベランダにある花、テーブルの上のオーガニックなクッキーとカプチーノの露出オーバー気味の写真に「日常の繊細な美」みたいにポエちらかしたキャプションがついているのですが、足腰が弱くなって部屋から出るのが億劫な高齢者が撮ったように感じます。そういうのは人生の後半でいくらでも撮れるというか、それしか撮れなくなります。

さて、ここから急に大事なことを言い始めるので、ここまで読んだだけで何かの感想をコメントするとすぐにわかりますよ。

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写真の部屋

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人類全員が写真を撮るような時代。「写真を撮ること」「見ること」についての話をします。

多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。