見出し画像

オーガニックな和太鼓:PDLB

画像1

東京都立産業貿易センター・浜松町館で行われていた「オーガニックライフスタイルEXPO」に行ってきた。こういったイベントは「オーガニック」という狭いカテゴリーだけに、他のイベントと扱われている商品やサービスに大差がない場合がある。だからそれぞれの製品ではなく、イベント全体のパッケージに注目してみる。

画像2

画像6

面白かったのは、金色の植物を使って作ったアクセサリーで、まるで金糸のように極細の植物を編んである。これはとてもいいアイデアだと思う。しかし、どんな場所でどんな方法で作られたのかをたずねたが責任者が不在だったようで答えは得られなかった。勿体ない。

画像3

埼玉のワイナリー。埼玉という土地にブドウ作りを連想したことがないが、ヤマブドウを交配させた「小公子」という独自の銘柄でワインを作っているそうだ。パッケージも可愛らしくていい。同じぶどうで作られたジュースがあったのでその場で飲んでみたが、砂糖を使わない自然な甘さがよかった。

画像5

酵素玄米を使ったおむすびのブース。木更津の農家が作っている。「オーガニックなまちづくり」を提唱している木更津市では、食と農業の経済循環ブランドづくり、防災・減災プロジェクト、脱炭素化プロジェクトなどを推進している。

木更津からはいくつか出展があったが、ここのおむすびを食べてみたことろ、とても美味しかった。それが米の味によるものなのか味付けなのかは定かではないが、米の後味のさっぱりした感じはかなり好みだった。

画像4

自治体などが進めている物産の紹介は、目を覆うばかりの「バッド・ビジュアル」「バッド・コミュニケーション」が多い。デパートの地方物産展、地域のお祭りの町内会、それらは素朴な手作りの良さという方向に出ることもあるが、すでに欧米のオーガニック思想が、ファッション、トレンド、リテラシーの勝負に入っていることから考えると、やや悲しい。

グルテン・フリーやヴィーガン料理は「カラダにいい食材だというのはわかったが、それは美味しいのか」という基準で判断される段階にある。

ここから先は

599字

PDLB

¥5,400 / 月

PDLBについて。

多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。