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客観的なブランディング:PDLB

まずはこれを読んでみてください。

平林勇監督は世界的な国際映画祭の受賞歴も多く、製作面で彼をサポートするプロデューサーの勝俣円さんもきわめて有能な方です。

ここで書かれているのは「勝俣さんの能力を、知らない人にいかに過不足なく伝えるか」ということですが、企業や個人を説明するプロフィールについては私もかねてから疑問に思うことがありました。よくないと感じるパターンはいくつかあり、それを修正していくことはそのままブランディングの作業です。このnoteの記事はブランディングのお手本として素晴らしいと思いました。

商品広告は、この商品はどれだけ他社のモノより優れているか、新しいか、効率がいいかなどをエビデンスとともに伝えますが、それを人(企業)に置き換えると途端に質が下がってしまう例が見受けられます。

一つ目のパターン。昔から「見合いの釣書」という言葉があり、両親が見合いをする子供を褒めちぎるタイプです。自分の子供が可愛いからといって客観性のないアピールを相手に押しつけるのは逆効果になります。お茶もお花も料理もなんでもできる娘です、と力説しても、「それだけ優秀ならなぜ今まで縁がなかったのか」と思われても仕方ありません。

フリーランスのクリエーターにもこういう間違ったアピールをする人がたくさんいます。「私は他の誰よりも能力があり、あなたの役に立つ」と主張していても、何の実績も書かれていないことがあります。ひどい例だと「WEB集客コンサルタントは私にお任せください」と自信満々に書かれているのに、自分のフォロワーが60人しかいない、なんてことすらあります。誰がそんな人にコンサルタントを任せたいと思うでしょうか。自分を他人に売り込むことができていないと何も説得力がありません。

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抽象性が高い内容がアピールポイントになる業種もありますが、たとえば医師や弁護士のように国家資格がある人は最低限の根拠があるので信用の種類は違っています。個人で団体を作って「何とかアドバイザー」などと名乗ることは医師や弁護士とは違って資格もなく、誰でも明日から始められるので、それを信用してくれる人は多くありません。

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多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。