見出し画像

半年前は過去:PDLB

夏休みは、世界中、様々な場所からの友人のポストが届きます。それらを見ているだけで旅をしているような気持ちになりますが、やはり「物理的な移動」というのは何かを得られるものだと感じます。ここ数年で改めて痛感した、と言ってもいいでしょう。どこに行ってもいいと思うとサボりがちになりますが、今は絶対にどこにも行けません、と言われてしまうとフラストレーションが溜まることに気づきます。

「地元を愛する」というのとは違った意味で、自分が暮らす小さなコミュニティが世界だと思うのは幼稚な考えを生みますから、できるだけ自分と違う尺度で生きている人と会うことが大事だと思っています。私の友人たちも色々な場所に暮らしていて、彼らの日々の生活を遠くから眺めることでこことは違う世界が同時に回っていると知ります。

4年前は1/3くらいを外国で過ごしていました。それも一カ所に数ヶ月の滞在ではなく、毎月別の国に行くようなドタバタぶりでした。そのときに感じたのは自分が住んでいる場所の不思議さでした。外国から渋谷に戻ってきた瞬間「どんな街なんだ、ここは」と毎回、新鮮な観光客の目になるのです。

ここから先は

657字

PDLB

¥5,400 / 月

PDLBについて。

多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。