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稼ぐ、と、儲かる:PDLB

稼ぐという言葉と、儲かるという言葉には違いがあります。自分がした仕事の量だけ収入があるのが、稼ぐ。二次的もしくは無関係な波及効果があって収入が増えるのが、儲かる、かもしれません。ここには労働の伴い方に差があり、たとえば道端に1万円が落ちていて警察に届けないタイプの人なら「儲かった」と言って拾うでしょう。働いてはいませんから、それを「稼いだ」とは言いません。

現在の世界の富裕層は、決めつけてはいけませんが多くの場合、グローバル化、IT化が進んだことによるシステムのスケールメリットから生まれています。小さな街の商店街にあるスーパーマーケットにはどれだけ客が来ようと限度があります。その地域に住む人の数が決まっているからです。でもAmazonは違います。世界中のどこからでも商品を注文することができますから、スケールは地球のサイズまで拡大されます。

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また、NFTに代表されるような「実体のないモノ」もそれに当たります。これは別に最先端の概念ではなく、先物取引でも株でも国債でもまったく同じことです。株に投資した投資家ではない人が利益を得たら「稼いだ」ではなく「儲かった」と言うでしょう。ここで人の生き方が分かれます。

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多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。