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リアルな体験:エジさんが来る

外国に撮影に行くと現地在住の日本人コーディネーターに会うことが多くあります。そこで知るのが「ネイティブレベルの発音ができる人はほとんどいない」という残酷な現実です。だいたい10年から20年はそこに住んでいる人たちですから、もちろん意思の疎通には問題ありません。しかし私から聞いても、その発音はどうかなと思ってしまうことがあり、「ああ、何十年住んでいてもこんな感じなのか」と落胆するのです。

もしかしたらこれは先天的な「音痴」と近いのかもしれません。自分が出している声の音程が外れている、リズムがズレている、ことに気づいていないか、気がついても直らないようなものなのでは、と感じます。

上手に歌を歌える人というのはどれくらいの比率でいるのでしょうか。おそらく、その比率と同じくらい外国語の発音が向上しない人はいるのでしょう。そう言っていても始まりませんから、まずは最低限、文法と単語の知識を学ぶ。これは理論ですから音痴とは関係ありません。そこに注力します。

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エジさんという人が、役に立たない英語を教えてくれます。

多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。