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北谷公園:PDLB

ブランディング勉強会で「北谷公園」へ。

地域振興など「場」を作り出すというのは極めて難題です。なぜならその多くは自然発生的に生まれるからで、「ここで遊びなさい」と公園に連れて行かれても、子供はその外側にある危険な場所をわざわざ探したがるものです。

つまりこう遊べ、と押しつけることが意義ある成功に結びつくことは希だということです。意義とは何かと言えば「質」の問題です。場は質を表しますので、想定していた質が達成できなければ商業的な利益をあげたとしても成功したとは言えないでしょう。

商業的な成功に一番近いのがテーマパークですが、それは普段は触れることができない架空の存在を具体化しているからでしょう。アニメや映画の主人公であるキャラクターが(着ぐるみではありますけど)そこにいるのを見て、子供のみならず親も喜びます。

ではファンビジネスではない抽象的な場を作り出すことは可能なんでしょうか。浅学なので国内外問わず上質な成功例があればコメントで教えてもらえると有り難いです。ポイントは歴史的に元々持っていた価値を損ねずに新しい価値を付加できているという部分でしょうか。私はよく金沢に行きますが、兼六園と金沢21世紀美術館の関係などはうまくいっているような印象を持ちます。

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