宗教戦争：PDLB

昨夜は友人である嶋津さんと話しました。その中で面白かったのが「付き合ってはいけない人を見分ける方法」で、初対面の人やビジネスで出会う人との距離感を判断する際に、何を基準にするかという話でした。

色々な人のトラブルの話を聞いて「そんな人たちと付き合うからですよ」と思うことは多々あります。これはあまり優しくない発言であり、家が燃えている人に向かって、火の用心をしていないからいけないんですよ、というくらい乱暴な言い方かもしれません。しかし確かに火の用心は大事で、火を使う場所に燃えやすいものを置かない、というような日頃の心がけは必要です。

嶋津さんから、それはどうやって見分けていますか、と聞かれたとき、ソーシャルメディアのことを思いました。誰でも、誰とでも関わりを持つことができる仕組みに一歩、足を踏み入れると、自分とは違う価値観や信念を持つ人と出会います。私たちは普段、似たような環境や考え方の人と一緒にいることが多いのでそれに慣れていて、突然まったく違う思考を持っている人に出会うと困惑します。ソーシャルメディアで会うのは、住んでいる国や宗教、思考や嗜好が違う人だらけです。

そこで自分の考え方を押し通そうとしたり、相手が間違っているというのは軋轢しか生みません。だからといって自分と考え方が同じ人ばかりを探すのでは地元でやっている趣味のサークル活動が拡大しただけになってしまってあまり意味がありません。考え方が違う人とただ衝突するというのは悲しいので避けたいことですが、少し違っていても自分にとって世界が広がる可能性がある人と出会えるのがソーシャルメディアだとすれば排他的な感覚は横に置いておいた方がいいのだと感じます。

そのとき、大きな痛手を受けない方法として、最初に書いた話に繋がっていきました。