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購入に至らないデータ:PDLB

毎日、ネットでの「広告」や「集客の方法」を語っている人のコメントを探して読んでいます。参考になる言葉も、そうでないものもあります。告知や広告は業種や規模によってすべてアプローチの方法が違うオーダーメイドですから、「SEOのアドバイスをもらったので安心」「ECサイトを作ったから売れるだろう」というほど簡単な話ではありません。

ネットの利点のひとつは、利用者が「手間を省けること」です。たとえば映画で言うと、レンタル開始情報がシェアされ、そこにあるリンク先に行くと配信サイトで映画が観られます。こういう場合は一番効率がいいものです。情報を探す行為と商品を受け取るタイミングが同時だからです。商品であるソフトがネット上で完結するのがネットの理想型ですが、多くのECでは既存の物理的な流通システムの両端をネットで仲介しているわけですから、サイトを作ったからと言って、劇的に何かが変化するわけではないのです。

現実の店舗とは違った意味を持つデータが集まるのは別の利点です。店舗に来た客と話して得られるのは実際に購入した人の情報だけですが、ネットでは「買い物を途中でやめた」人のデータも集めることができますから、スタックした場所がどこなのかがわかれば、カートの手順をスムースにしたり、購入までの階層や経路を簡略化したりできます。

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多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。