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「職業別電話帳」:PDLB

「検索しても出てこないなら、あなたは存在していないと見なされる」

これがネット社会だということについては疑う余地がない。ネットを活用して自己アピールするのは必要とは知っているが、その具体的な方法をは考えたことがない人は多いと思う。

若い人には縁がない話だろうが、昔は「職業別電話帳」というのがあった。水道が壊れたら水道工事の会社を調べたりすることができた。単なる電話番号だけではなく、広告スペースを買うこともできた。その方が探している人の目にとまるからだ。

まだ職業別電話帳があった数十年前のことだが、中にはおかしな方法をとっている業種もあるのに気づいた。探偵事務所だ。何かを探すときには、「事態の緊急度合い」が関係してくる。キャンプ用品を探している、などなら考える余地もあるが、水道やガスのトラブルなどは急を要する。

探偵事務所もそうなのかもしれない。パラパラと見ていると不思議な名前が並んでいた。50音順で前の方に来るように、「ア」から始まる名前が多いのだ。その目的だけで命名されているから、「アーイ探偵事務所」などという意味のわからないものまであった。

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そうやってネット以前にも、埋もれてしまう場所で目立つ方法は考えられてきた。SNSなどで個人や会社が探してもらおうとするとき、やっておくといいことと、絶対にしてはいけないことがある。今回はその話。

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