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慣性の法則:PDLB

日本人の平均年収は約400万円、アメリカはというと約970万円。アメリカは日本より都市部と地方での格差が大きいので両岸などの大都市に限った平均値はもっと上がるはずです。ここで重要なのは金額の差ではなく、この20年で日本では0.3%ほど、アメリカは約25%という上昇率のほうです。

アメリカと平均年収でほぼ並ぶアイスランドは、群馬県前橋市とだいたい同じくらいの人口約33万人。去年訪れた印象ではかなり物価が高かった(VAT 25%程度)のですが、義務教育・国立大学の授業料が無料であることなど年収と支出のバランスは、生活スタイルのどの部分を重視するかによるでしょう。

ときどき日本の職人が外国で働いたときの年収や待遇の差が話題になりますが、これも簡単には答えの出ない問題です。あらかじめ移住先の言語を習得している人で専門技術がある人なら収入をアップさせることもできるでしょうが、そうでない人は単純な数字に惑わされないことです。私は専門家ではないので経済の話はこのくらいにしておきますが、外国と日本の労働に対するメンタリティの差を考えてみたいと思います。

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