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会社の人間ドック:PDLB

「変化をすることを恐れてはいけない」という言葉は、どんなビジネス書でも自己啓発本でも見つけることができる。しかし問題はそう簡単ではない。

変化とはどれくらいのシフトを指すのか。自分がしたと思った変化は他人から変化だと認識されているだろうか。また反対に変化しすぎた場合にマイナスは生まれていないだろうか。などという問題がある。

変化は大事であるという発言のあとに「では、どれくらい変化すればいいか」が示されていることは、無責任極まりないが、稀だ。

ヒントは老舗の企業にある。同じことを長く続けていくだけが伝統ではないと気づいた企業は時代に応じて成長することができる。変化の量と速度が適切で間違いがなければ。そのために毎日の微修正が必要になる。

変化を避けるという中でも「今までうまく行っていたんだから同じやり方を踏襲する」というのが一番よくないと感じる。なぜそれがうまく行っていたのかが正確にわかっていればそれでもいいのだろうが、検証をせずに方法だけ同じままにしていたら、変化する外的要因によって結果は左右されてしまう。

変化は速度と関係している。「時代の半歩先を行く」というのはどんな業種においても間違いがない。極端に新しい方法をとってしまうと顧客はついてこられない。陸上のリレーの選手がバトンを渡すときをイメージして欲しい。渡す瞬間に次のランナーは走り出している。それはあまり先に行ってもいけないし、止まっていても前のランナーの勢いを殺すことになる。

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