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私がインフルエンサーになれない5つの理由:PDLB

インフルエンサーとは世の中に影響を持って情報を拡散する人です。イタリア語のインフルエンザの語感からすれば、何かが広がっていくイメージは掴めますよね。私が複数のソーシャルメディアで発信する情報は、のべ5万8000人くらいが限度なので、到底インフルエンサーなどとは言えません。

今日は「私がインフルエンサーになれない理由」を書いてみたいと思います。情報には作る人、流通させる人、受け取る人がいます。もちろん場面によっては、受け取っている人が発信する側になったりと立場は変わりますが。現代の価値は情報にあると言っても過言ではありません。レストランが美味しいことを体験して理解していなくても「あのレストランは美味しいと知っている」ことだけで十分成立してしまうことがあるのです。これが情報の持つ価値で、質量はゼロです。

キーワードは「質量がゼロ」で、つい最近まで我々は映画のDVDを買ったり借りに行ったりしてDVDプレーヤーで観ていました。終わると歩いて返却に行きます。これらの物理的な行動がNetflixなどの配信サービスの登場によって前時代的な習慣として記憶の彼方に消えたことは皆さんもご承知だと思います。では「映画を観る」というコンテンツ体験は変化したのでしょうか。何も変わっていません。体験を手に入れるまでの無駄な動きが減っただけです。

質量がないとは動きが軽快になることでもあります。明日の14時20分から渋谷の映画館で映画を観る、という楽しみも当然あるんですが、深夜3時に突然観たくなればその場で観ることができます。サービスの進化は「利用者のわがままに対処することだ」とも言えそうです。提供側の都合に合わせなくていいという気楽さは何物にも代えがたいものですが、多くのサービス業がまだ成し遂げていない部分がここです。

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先日、昔ながらの日本旅館に泊まることがあったのですがそこでちょっとしたトラブルが起き、予定していた夕食の時間を30分遅くして欲しいと仲居さんに頼みました。すると彼女は「いいですけど、こちらの都合もあるので30分以上は遅れないでくださいね」と言ったのです。こちらの都合とは何でしょう。客が旅館の片付けの時間に合わせる必要があるんでしょうか。特に旅館ではいまだにこの手の話が多く、できれば「リッツ・カールトン」の本でも一読を願いたいと感じます。

さて、本題のインフルエンサーについてです。

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多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。