記事一覧
私を育ててくれた言葉~その5「笑顔はすべてを凌駕する」
ずいぶん前、何人かの男性に、「こんな女性と仕事をしたい」というテーマで寄稿してもらったことがあります。
男性目線で、できる女性の条件とは何かを語ってもらう企画だったのですが、どのコメントも「ふむふむ、なるほど」とためになることばかり。なのに今、その中の一つも思い出せないのだからあきれてしまいます。
でも、ただ一つ、覚えている一文があります。それは、出版プロデューサーのY氏の原稿だったのですが、
【No.20】20年、フリーライターやってます~フリーランスのキャリアプラン
フリーランスだと会社員の方に比べて、キャリアアップを意識することは少ないと思います。昇進・昇給も、社員研修もありませんしね。だからこそ、フリーランスは、自分で自分を育てる方法を持たなければなりません。
もちろん、日々の仕事を誠実にこなすことが、一番のスキルアップになりますが、時々は研修を受けたり、仕事が少ないきに集中的に勉強して資格を取ったりして、少しでも自分を高く売れるよう努めておくことだと思
[NO.18]20年、フリーライターやってます~フリーランスのお金の話1
これまでは、いかにしてフリーライターになったかという体験談を中心に話してきましたが、ここからは、フリーランスとして仕事をするためのノウハウ的なことを書いていこうと思います。釈迦に説法的な内容もあるかと思いますが、そんときゃ時間を無駄にせず、プチっとこのページを閉じてくださいませ…。これからフリーを目指します!という方のお役に立てればと思いながら書いていきます。
フリーランスになって最初に直面する
[NO.17]20年、フリーライターやってます~再びフリーランスになる
名刺を失って初めて、会社という後ろ盾の大きさに気づくとはよく言われますが、私も、20代の終わり、出産を機に退職をしたときに身を持ってそれを知りました。
ある会社の忘年会に呼ばれたときのことです。親しくしていたJという人にばったり会い、実は近々退職をするのだと伝えたら
「へえ、主婦になるんだ。それじゃあ話をしても仕方がないね」
すっと背を向け、彼は去っていきました。
Jさんと私は、制作会社と発注
[NO.16]20年、フリーライターやってます~やりたいという気持ちほど強いものはない
編集長の仕事は3年続けました。その間、いろいろなことがあったのですが、詳細はもうちょっと時間が経って時効になってから……。とはいえ、私のみっともない経験については誰にも迷惑がかからないので少し書いておこうかと思います。
Webマガジンの創刊が決まり、日々更新する記事をどうやって集めるのか、キラーコンテンツになにを据えるのか、デザインは? 写真は? イラストは? 制作チームとの連携は? などなど考
[NO.15]20年、フリーライターやってます~webマガジンの編集長になってしまうの巻
まだ20代、会社に勤めていた頃のことです。
勤めていた会社の創業80周年記念行事の企画を担当させていただいたことがあります。時はバブル。国内外から著名なゲストを招いての大がかりなイベントでした。基調講演の講師は、ダニエル・ベル氏。『脱工業社会の到来』という著作で世界的に知られていた社会学者です。彼の講演録や社長対談をまとめた記念誌の編集も担当したのですが、ベル氏の言葉で忘れられないひと言があり
[No.14]20年、フリーライターやっています~どんな人でも必ず面白いネタを持っている
どんな人でも必ず面白いネタを持っている。
20年フリーライターをしてきてそう確信しています。
もし、大したネタが得られなかったら、それは相手が“つまらない人”なのではなく、自分の聞き方が悪かっただけのこと。
頼まれて「取材の仕方」なる講座をさせていただくことがたまにあるのですが、「取材って緊張する」「どう聞けばいいかわからない」「うまく話が引き出せなかった」という声をよく聞きます。
今でこそ
私を育ててくれた言葉~その3「この子を育てることが一番の社会貢献」
F子さんは海外でも活躍するフリーランスのプランナーです。会うと元気が出たり、新鮮な視点を与えてくれるので、ときどきむしょうに会いたくなる人です。
40も後半に入ったころ、「これをするために私は生まれてきたんだ!と思えるような、意味のある仕事をしたい」と悩んでいて、F子さんに相談するともなく相談したのですが、そのときF子さんはいつものように落ち着いた声でゆっくり言いました。
「でもねえ、子どもた
[No.13]20年、フリーライターやっています~ついに雑誌に連載を持つ
小さな夢ですが、ライターになりたい、本を出したい、という夢をかなえて、次にかなえたのが「連載を持つ」という夢でした。
これもはじまりは、突然の電話だったと記憶しています。担当は、結婚したばかり、30になったかならないかの女性編集者Mさんでした。連載の内容は、共働きカップルを取材して家事分担や仕事と育児の両立のコツを聞くというもの。それは、これから出産というライフイベントを迎えるかもしれないMさん
[No.12]20年、フリーライターやっています~本を出したいという夢
若い人が本を読まなくなったとか、本が売れないと言われて久しいですが、「本を出したい」という人は減っていないのではと思います。編集者として出版のお手伝いをすることも私の仕事ですが、打ち合せに訪れて「本を出したい」とおっしゃる著者の言葉に、ただならぬ思い入れを感じることが多々あります(初めて出される方の場合とくに)。
これって何なのでしょう。
本を出して有名になりたいとか、印税で儲けたいとか(印税
[No.11]20年、フリーライターやっています~仕事が途切れないようにするためには
仕事が途切れたらどうしよう。
これは、すべてのフリーランスが抱えている悩みではないでしょうか。
今、ものすごく忙しくても来月も仕事があるかどうかわからない。だから、既に目一杯仕事を抱えているにもかかわらず、キャパ以上の仕事を引き受けてしまう。
「ある、ある」とうなずくフリーランスの方、多いと思います。
仕事が途切れないようにするにはどうすればいいのでしょうか。
重要なのは、営業力とか人脈