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いくつになっても挑戦したい。アラフィフ会社員の「書く」仕事への第一歩

やりたいことがあるけれど、踏み切れない。
決意はしたけれど、現状に甘えてしまう。
もうこの歳になって新しい挑戦は厳しいかも。

私たち人間は、潜在的に現状維持をしたがる生き物です。本心ではやりたい、挑戦したいと思っていても、ついやらなくていい理由を探し、変化を避けてしまいがちですよね。

今回インタビューをしたなおみさんも、少し前までは同じような状況でした。

しかし、ほんの数ヶ月前に「書く+α」のスキルを学べるオンラインスクール『Marble』と出会い、未経験ながらも「書く」仕事への新たな一歩を踏み出します。

50代の会社員であり、母親でもあるなおみさんが新たな一歩を踏み出せた理由とは。
これまでの経歴、子育てと仕事と勉強との両立、そのなかでの葛藤や心境の変化、Marbleスクールを通じて描きたい未来など、たっぷりお話しいただきました。

なおみ
アラフィフIT企業会社員。小5(特別支援学級)息子のママ。地域とママをつなぐ「ママ夢ラジオ」ラジオパーソナリティ。「書くことで人生とエンタメを応援したい」という目標からMarbleスクールでライティングを勉強中。 
X:
https://twitter.com/beteko555
note:https://note.com/naomiha202055



テレビ制作会社にIT企業…多種多様な業界を経験してきた20~30代

ーー最初に、なおみさんのこれまでの経歴を教えてください。

なおみさん:
私はもともとテレビを見るのが好きで、大学卒業後はテレビ業界に進みたいと思っていました。ただ、就活では希望の会社に受からなくて、結局まったく関係のない食品メーカーに入社することに…。

でも、テレビ業界で仕事をしている知り合いの存在もあって、「やっぱりテレビの仕事がしたい!」という想いが強くなり、入社6ヶ月で制作会社へ転職しました。そこからはAD(アシスタントディレクター)の仕事を3年ほどやっていました。

ーー入社して6ヶ月で転職活動! 思い切りのいい決断でしたね。

なおみさん:
ADは体力勝負の仕事というのもあって、若さが大事だからこそ、転職は早いほうがいいと思ったんです。

ただ、いざ制作側に立ってみると、私自身はテレビを見るのは好きでも、映像制作には向いていないことがわかったんです。

一方で、ADの仕事は学生時代からずっとやりたいことだったので、次に何をすればいいのかわからなくなってしまって。退職後は、派遣やアルバイトを転々としたり、レコード会社やゲームソフトの会社で働いたりもしてみたんですが、どこも長続きしませんでした。

そんなときに、たまたま友達から「うちでアルバイトを募集してるからやってみない?」と誘ってもらって入ったのが今務めているIT企業です。その後、アルバイトから正社員になり、20年が経ちます。

ーーITという、テレビとはまた違う業界に入られたんですね。

なおみさん:
はい。最初はIT業界には興味がなくて、求人を見つけても応募しないほどでした。でもこうして今日まで20年近くも続けられているということは、何か自分に向いているところがあるのかもしれませんね。

会社員以外の働き方を模索。迷走期を経て出会ったMarbleスクール

ーーなおみさんがMarbleスクールに入会したきっかけを教えてください。

なおみさん:
きっかけは、子どもが生まれて「このままの働き方でいいのかな」と考えはじめたことです。

私の子どもには障がいがあるので、病院に通ったり、療育*を受けたりする必要があります。(療育・・・障がいを持つ子どもが社会的に自立して生活できるよう、それぞれの状態に応じた支援をおこなって、発達を促すこと)

普通のお子さん以上に子育てに時間を取られ、仕事を休まざる得ない日も多くあるので、このままフルタイムの正社員で仕事を続けるのは難しいかもしれないと感じていました。子どもがこの先成長していっても、今と同じくらい手がかかるかもしれないという、先が見えない不安もあって。

そこで、会社員以外の働き方も考えようと、SNSで見かけたオンラインサロンに入ってみたり、起業セミナーを受けたりしました。でも、結局やりたいことが見つからず、何もできないままでした。

ーーなるほど…。

なおみさん:
ただ、子どもが生まれてから始めたブログだけは、5年ほど継続できていたんですね。

そこでふと、学生のころから音楽雑誌のインタビュー記事を読むのが好きで、その記事のライターさんの名前をチェックしていたことを思い出して。漠然とライターという仕事をやってみたい、と思うようになりました。

ーーそこからどうやってMarbleスクールを見つけたのですか?

なおみさん:
最初はクラウドソーシングに登録してみたものの、やりたいと思う仕事を見つけられずにいました。そんなときにMarbleの講師でもある、いしかわゆきさん(以下、ゆきさん)の『書く習慣』を読んだことがきっかけで、SNSを通じてMarbleスクールの存在を知りました。

Marbleは、ただライティングスキルを学ぶのではなく、インタビュー、編集、広報と、さまざまな「書く」を学べる点が、とてもおもしろいと感じたんです。

他のスクールとは比較せず、「ここがいい!」と思いすぐに入会を決めました!

Marbleで学べること


ーーゆきさんがきっかけでMarbleを知って、すぐに入会されたんですね。実際にもう講座が始まっていますが、受講してみていかがですか?

なおみさん:
やはり講師陣が第一線で活躍しているフリーランスなので、講座の内容も本当に実践的だなと感じます。

たとえば、インタビュー企画の講座では、ゆきさんが実際に編集部に送付した企画書を見せていただきました。企画概要はもちろん、いたるところに取材対象者への好意や愛情が込められていて、「こんな企画書をもらったら取材を受けたくなるだろうな」と感じました。

私のようなライター未経験者でも理解できるように基礎の基礎から教えていただけるので、本当にわかりやすいです。企画書作成の課題が出たときは、私も実際に編集部に送るつもりで本気で取り組むことができました。

ーーライター未経験者でも理解できるように教えてもらえるのはありがたいですね。ちなみにMarbleでは、インタビュー、編集、広報の3つのカリキュラム軸があります。なおみさんが特に興味があるのはどちらでしょうか?

なおみさん:
やっぱり、インタビューですね。これまで雑誌やWebのインタビュー記事を通じて、さまざまな人の考え方に刺激を受けてきたので。私も読者に「頑張ろう」と思ってもらえるような記事を書きたいと思います。


ーー今の段階で、インタビューしてみたいと思う人はいらっしゃいますか?

なおみさん:
女性の生き方や、いくつになっても挑戦しよう、というテーマであれば、スープ作家の有賀薫さんです。有賀さんは50代から料理家になった方なのですが、私自身と年齢が近いこともあって、いつも彼女の生き方に励まされています。

あとは、藤井フミヤさん!

ーーなおみさんのブログの記事でも藤井フミヤさんのことをたくさん書かれてましたね。

なおみさん:
そうなんです。私、ずっと藤井フミヤさんのファンでして。もし機会があるなら、生き方や人生観など、彼にエンタメではない切り口で取材してみたいです。

40年間歌いつづけることって生半可ではできないと思うので、その根底にある人生観や考え方などを聞いてみたいですね。

「ダメ」を言うのは子どもじゃなくて自分。いくつになっても挑戦を!

ーー先ほどお子さんの話も出ましたが、講座受講と子育てとの両立で工夫していることはありますか?

なおみさん:
自分の時間と子どもと過ごす時間をしっかり分けてメリハリをつけていますね。具体的には、子どもが寝ている時間や、習いごとに行っている時間を、自分の勉強時間に充てています。あとはやっぱり夫の協力が欠かせないですね。

ーーそうですよね。ちなみに私はまだ子どもがいないのですが、もし子どもが生まれたら、自分のやりたいことを多少は諦めなきゃいけないのかな、と思うこともあって…。

なおみさん:
私は「子どもがいるから」を言い訳にしていると、逆に子どもに悪いなと感じるんです。別に、私がやりたいことに対して、子どもが「ダメ」と言っているわけではないですよね。

ダメだと思い込んでいるのはいつだって自分なんです。だから子どもを言い訳にはしたくないですね。

なおみさんとお子さん

ーー素敵なマインドですね。たしかに子どもが自分の行動を制限している訳ではないですもんね。

なおみさん:
とはいえ、スクールに入会するときは正直不安な気持ちもありました。

「ライター未経験、しかも50代で挑戦するなんて大丈夫?」「課題も出るし、仕事や家のことと、スクールの勉強を両立させるのは大変だよ」と、ネガティブな自分が顔を出してきて…。

一方で、これまでいろいろなものに手を出してきた私は、結局すべてが中途半端に終わって、何も変わってない自分を変えたかった。

だからこそ、
「このまま何もせずにいたら楽だけど、きっと後悔するよ」「怖いけれど、いくつになっても挑戦できる自分でいたいな」「何かを始めるのに、遅すぎるってことはないはず!」
…と、前向きな気持ちに切り替えて、えいや! と勇気を出して入会しました。

Marbleスクールは、定年後のキャリアを見据えた準備期間

ーーいろいろな葛藤があったなかで、「年齢に関係なく挑戦したい」と一歩を踏み出したなおみさんの姿勢は、たくさんの人に勇気を与える一歩だなと感じました。最後に、Marbleスクールを通じて実現したいことを教えてください。

なおみさん:
まずは、インタビューライターになりたいです。これまで私もさまざまなインタビュー記事を読んで、 その内容に触発されたり、行動を起こせたりしたことがたくさんあったので。

スクールで学んだ先に、私も同じように誰かの背中を押したり、一歩を踏み出すきっかけになったりするような記事を書きたいなと思います。

ーー将来的にフリーランスとして独立することも視野に入れているのでしょうか。

なおみさん:
まずは副業からですね。私の場合、もう50代で定年が近いので。定年後の準備期間として、まずはスクールで学んで、最初は副業で小さくやりつつ、実績を積んでいきたいです。そして定年後に、ライターとしてやっていけたら理想ですね。

ーー長期的な視点で、キャリア形成を考えられているのですね。これからライターとして活躍されていくなおみさんが楽しみです。本日はありがとうございました!!


ーーー編集後記ーーー

今回なおみさんのお話を聞いて、何かやりたいことができたときに、環境や年齢を言い訳にせず、むしろそれらをやる理由に変えて挑戦する姿勢はとてもかっこいいなと感じました。

実際にMarbleスクールでの学びや、今後やりたいことを語っていたときのなおみさんの声色と表情は、始終楽しそうでイキイキとしていました。

私自身も、今後挑戦したいことができたとき、自分の可能性に制限をかけず、伸び伸びと挑戦していくことを大事にしていきたいと思います!

〈取材・文=Ange(@aile_ange_blog)/編集=いしかわゆき(@milkprincess17)〉


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