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ドリーマー、ビリーバー

たまたま訪れた街の今日は、お祭りの日だった。
マスク生活になってから久しくお祭りなんて、見る機会もなくなっていたから新鮮で、そして集まる人たちの笑顔はとても眩しかった。
子供のころから当たり前のように見ていた風景が、少しずつ無くなったり、姿を変えたり、不測の事態により目に出来なくなったり、当たり前は姿を変えていく。変化を恐れているわけでもなければ、昔は良かったなんていう懐古主義に浸りきるつもりもない。
変化のなかでも、忘れてはいけないことと、忘れたくないことと、忘れてしまいたいことがあって、私は変わりたい方向に進んでいるのか、変わってはいけない方向に行ってしまっているのか、考えこんでしまう。
スクラップアンドビルドの繰り返しのなかで、変化に対応し続ける者と残り続けるものは、価値があるのだろう。神輿ひとつとってもそうなのだろう。
昔あんなに聴いていた曲を久しぶりに聴いて、歌詞の素晴らしさに口ずさみながら、涙がこぼれそうになった。変わりたくないことと忘れたくないことを思い出した。

たんなるにっき(その140)

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