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黒歴史は若い時につくれ。失敗のコストは若い時ほど安い(全文無料)

 明けましておめでとうございます。今回は黒歴史の話。新年一発目から濃いテーマで行きます。思い出すと吐血しそうな黒歴史たち。あえて記事にすることで成仏させてあげようと思います。今年もよろしくお願いいたします。


アンディの黒歴史

 みなさんは黒歴史はあるでしょうか。私は山のようにあります。書ける範囲では以下のものがあります。

・中学校の時にNARUTOの印を結んだり、BLEACHのオリジナルの斬魄刀を考えたりした。消えたい。
・同じく中学校。委員会が一緒になった女子と少し話しただけで自分のことが好きだと勘違い。後日「あいつやたらとこっちみてくるんだけど」と噂されていることを知る。死にたい。
・高校の時ジェラルドバトラーの映画に影響されてメールの末尾に「PS I love you」をつけた。もう撃ってほしい。アレはいい映画です。
・大学の時、インディジョーンズにあこがれてカウボーイハットをかぶって登校したことがある。後日フォローしてない同級生のSNSでネタにされているのを見つける。インディジョーンズはやっぱり1作目が好き。
・合コンでランボーのTシャツを着て女子の顔がベトナム帰りの米兵のようになった。人生ほど重いパンチはない(←これはロッキーだろ)
・夜中にポエムLINEを送ってブロックされた。文面が残ってないのが惜しい。覚えてる範囲だと「この前きれいな花を見た時に〇〇さんのことを思い出した」みたいなことを書いたと思う。はっきりとした文面は思い出せない。心が防衛本能で忘れようとしているのかもしれない。

う、、、頭が!!!

 笑ってもらえたり、「これにくらべれば俺のはマシだな」と思ってもらえたら若き日のアンディ少年が報われます。

失敗のコストは若い時のほうが安い

 アンディの黒歴史を書くのがこの記事の主旨ではありません。いいたいのは「失敗のコストは若い時の方が安い」ということです。

・海外で無計画な旅行をする
・格闘技一本で生きていけるようチャレンジする
・女子に必死のアプローチを送る
・自分の店を持つ、起業する
・株や投資
・ギャンブル
・夜遊び

 上記のチャレンジをして失敗したとき、これは若ければ若いほどコストが少ないです。20代前半の失敗なんてなんとでもなります。これが40,50代になると取り返しがつかないことも多いのです。妻子がいるのにいちから格闘技始めて「俺はUFCで成り上がる」と仕事をやめたり、50歳で年甲斐もなく新卒の若い子に恋したり、子どもの学費をぶっこんで自分の店を持ったり、借金するほどキャバクラにのめりこんだり。
 年を取ってからでもチャレンジするのは素晴らしい事です。しかしリスク、コスト、ダメージが若い時の何十倍になるのも事実。失うものが大きいです。経済的にも、社会的にも体力的にも、精神的にも。体力的に若い時なら耐えられることが耐えられなくなったり、世間の目も若ければ優しく見守っていてくれるところが年を取っていると「いい年してなにやってんだ」となります。若い時なら失敗も自分の経験として血肉にできるかもしれませんが年取ってからだと単なる人生の汚点として自分を苦しめる要素になるかもしれません。

黒歴史は若い時だから黒歴史で済む

 アンディの黒歴史も消し去りたい気持ちはあるものの、あの経験があったからこそ今の自分があると、今は思えます。
 勘違いして、キモいアプローチをして女子に振られることで、消しゴムを拾ってくれただけの女子は自分のことを好きなわけではなく、ただ落ちたから消しゴムを拾ってくれただけのこと、ということに気づけます。(普通の人はそんな経験をしなくても気づけるかもしれませんが。。。)

 黒歴史(もしくは黒歴史でなくともそれなりの経験)を通らずに大人になると、とんでもないことになる例もあります。接客で優しく接してくれただけの若い女子店員が自分を好きだと勘違いする。年上だから愛想よく接してくれただけの20歳以上年下の新卒に迫る。「若い時からやってみたかったんだ」と家族や周りの人に迷惑をかけて無謀な挑戦をする。これはもう黒歴史ではすみません。その人の評判はもちろん、社会的信用、業務上での評価、家庭、などなどあらゆるものを失います。年を取ってからの黒歴史のコストは高くつきます。

 若い時にちゃんとキモいアプローチをしてフラれる黒歴史を作っておきましょう。年取ってからやるとシャレになりません。

若いうちはどんどんチャレンジしよう

 成功者のセリフでよく聞くのが「若い時はバカ(無謀、向こう見ず、何も考えていない)だった」的なものです。

 挑戦のリスクが低く、体力も気力もあり、世間の応援もあり、失敗しても自分の成長に変えられる。そんな若い時にチャレンジするのは、一見無謀に見えても実は合理的なのです。

 「若い世代は失敗することを怖がる」と言われます。(こういう世代でのラベリングは嫌いですが)。しかし、よく言う「リスクを取らないことが最大のリスク」と言われるように若いうちにチャレンジをしないことは年を取ってからさらに大きなリスクを背負う可能性が高いです。危険なことを一切避けて外遊びもしてこなかった子どもが大人になったらむしろ危険でしょう。遊ぶ中で転んだり、痛い思いをすることで危険を察知できるようになります。若いうちに挑戦することはむしろ低リスクなのです。
 「事故率が時間が経つごとにあがるバンジージャンプ」があるとしたら、さっさと飛び込む方がいいです。どうせいつか飛び込むのだから。

 若者よ、黒歴史を刻め!!!

2023/1/4 アンディ 

追伸。格闘技における若さと挑戦の話

 今思うと、10代~20代前半で海外に修行に行ったり、仕事辞めて格闘技に全振りしたりしても良かったかもしれません。今は子どもが生まれたばかりで家庭もあるのでまずそんなことはできませんし、家庭を差し置いてまで格闘技に打ち込みたいという気持ちもないです。

 青木真也選手が「若い時は経済的なことは気にせず挑戦した方がいい」という趣旨のことを言っていました。確かにその通りだと思います。やればやるほど強くなる10代20代の時期に挑戦するのはリスクが小さくリターンが大きいです。年を取ったらそもそもそんなにたくさん練習できないので。
 若い時は体力はあるけど金がない。というのはジレンマですが。。。しかし例えば25歳で10万円使って格闘技につぎ込んだら、10年後に35歳で10万使うよりも10倍以上強くなるのではないでしょうか。今強くなるために使うお金は10年後使うお金の10倍の価値がある。と思います。

 格闘技だけがすべてではありませんし、若い時にお金がないのも分かりますが、お金が原因でチャレンジをあきらめるのは長期的には損をすると思うのでできる限り挑戦してほしいなと思います。

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