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語学豆知識No18 偶数と奇数

「奇数」と「偶数」は英、独、仏においても比較的馴染みのある単語が使われている。

例えば英語では

偶数 even(number)
奇数 odd (number)

である。

“odd“は「奇妙な」という意味合いとして用いられることが多い。“even“も「等しい」や「〜でさえも」という意味合いで使われることが多い、最頻出単語である。

フランス語において奇数、偶数は

偶数 (nombres) pair
奇数 (nombres) impair

となる。
“pair“という文字を見ると、「一組の」という単語を連想してしまいがちだが、フランス語ではそういう意味はない。フランス語で“pair“は「偶数」の他に「仲間、同輩」という意味がある。“impair“の方も何か「奇数」以外では意味がありそうだが、ないみたいである。

ドイツ語においては

偶数 gerade(zahl)
奇数 ungerade(zahl)

となる。
“gerade“は「まっすぐな」「素直な」「ちょうど」等々の多数の意味合いがあり、こちらもドイツ語としては最頻出単語である。“ungerade“は「まっすぐでない」という意味もあるが、“gerade“ほど多様な意味合いがあるわけではない。

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