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ゲーム感想記㉜ 8番出口

Twitterを眺めていると、時に「8番出口」という文字や画像を目にすることがあった。最初は普通に何かの駅の出口のことを指しているのかと思ったが違うらしい。ゲームかアニメか何かの創作に関したものらしかった。
 この前の四月十七日のニンテンドーインディーダイレクトにおいてこのゲームが(結局ゲームだった)急遽Nintendo Switchにおいて配信、しかもその日に、されることになった。値段が安かったこともあり早速購入しプレイしてみた。

案内。このゲームのルール

ゲームを開始すると地下鉄(おそらく)のプラットフォームにいる。進んでみると0番出口という標識がある。そこから進んでいくと、また0番出口になる。ひたすら進んでも同じような光景だらけ。ループしているみたいだ。ただたまに1番出口が標識として出ることがある。隣にある看板(上参照)を読むと、進んでいる経路に異変があった場合そのまま進む、異変がなかった戻る、見事見抜くと一つ分進むわけだ。異変がないまま私はそのまま進んだから0番から1番になったのだろう。つまりこのゲームは「間違い探し」なのだ。そして8番まで続くから、8回
連続で正解しなければならないというわけだ。

唯一の人間キャラ(自分を除く)、おじさん

進むとなるほど、確かに色々な異変が起きることがある。ネタバレにならないために言わないが、あからさまなものから細かいもの、さらには馬鹿げたもの、ホラーめいたものまで。そして異変が必ずあるとも限らない。このジリジリ感が中々たまらない。どんな突飛な間違いが出てくるのか、そして異変がないと思って進んでいってもこれで大丈夫なのかという焦燥感と不正解だと知った時のガックリ感は中々である。

異変は様々


ただ基本的には同じことの繰り返しとなる。私は二時間とちょっとでクリアしたが、その二時間からも単調な部分は否めなかったし、どこか嫌になって早くクリアしてしまいたいと思ってしまった。濃厚な部分は濃厚だが、未熟な部分は未熟。よくもわるくも奇天烈なゲームである。とはいえ Twitterでネタにされるだけのインパクトは感じられた。やってよかったとは思う。


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