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ゲーム感想記㉞ 星のカービィ ディスカバリー

2022年3月25日に発売された『星のカービィ ディスカバリー』は前作『スターアライズ』の五年ぶりの続編である。

 カービィシリーズは基本的に今まで革新的な変更はなかった。基本「吸い込む→吐いて敵にぶつける」or「吸い込む→能力コピー(初代のみ不可)」としてゲームを進めていき、シリーズが進むにつれある程度の進化や新しさはあったもののやはりマンネリ気味は禁じ得なかったシリーズであり、特に前作の『スターアライズ』ではそれが著しかった。

それが本作は抜本的な革新が行われていて、相当な部分に変化が施されている。

明らかにして最大の変化は3Dになったことである。むしろなんで今まで3Dじゃなかったんだ、という気もするが、とにかくやはりシリーズを追っていたものとしては目新しい。

他にもコピー能力のランク化、設計図、ステージ内のワドルディ収集、釣り、拠点となる街、等々新しい風を吹かそうとする意気込みが感じられ、しかも単なる心意気だけでなく、相応な水準になっている。
 また、シリーズでお馴染みのコピー能力についても、自販機や車、電灯といったものをコピーする(というか乗っ取る)のも斬新で、これは宣伝としても大々的にアピールされてた。基本的にステージを攻略するための仕掛け的な要素であるが、ユニークでなかなかに面白い。

難易度としては「はるかぜ」と「ワイルド」の二つのモードがあり、要は簡単か難しいかといったところだが、本格的なゲーマー向けのシリーズではないのだから、ワイルドでもそこまで難しくはない。とはいえ、裏ボス完全クリアとまでなると今までのシリーズと比較してかなり苦戦するし、最後の最後の闘技場ともなればかなりの回数をこなす必要が出てくるのではないだろうか(少なくとも私はそうだった)

カービィシリーズは可愛らしい雰囲気とは別に最終ボスは結構グロかったりするが、本作もかなり雰囲気を無視した異次元的なものになっている。

最終的な本当の意味での正真正銘な完全クリアは、収集要素のガラポンを全部収集することにあるのだが、そのためには他の要素も完全クリアすることになる。完全クリアまでの道は長い。


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