地獄楽の良さ

地獄楽というアニメをご存知でしょうか?

今年の4月に1クール目が放送開始された、アクション・時代劇系のアニメです。

一言で言うと、めっちゃおもろいアニメです。

今回は、地獄楽のおおまかあらすじも混えて、魅力を伝えられたらと思います。

*がっつりネタバレ含みますのでご注意ください。


物語のあらすじ

少々長くなります。

主人公の「画眉丸」という忍が将軍に捕らえられてしまい、死罪人として死刑になります。

しかし、幾度となく処刑を執行したのですが、どんな打首や牛裂きなども効かずに彼は生き延びました。

その裏には、妻にもう一度会いたいという未練があったため、彼は処刑を耐えて生き延びようとしていたのです。

それに気づいた処刑執行人の「山田浅ェ門佐切」が、画眉丸に対して、死刑免除の条件を提案しました。

その内容は、神仙境という離島から、仙薬という不死の薬を見つけ出し幕府に持ち帰ってくるというミッションです。

画眉丸はこのミッションを果たして妻のもとに帰るため、佐切の条件を飲み仙薬を探す旅に出ます。

また、画眉丸以外の死罪人も死刑免除のために仙薬を探しに参加するため、争奪戦という形でバトルも展開されます。

特筆すべき点

地獄楽を視聴してみて、特に良かった点を洗い出して共有したいと思います。

主人公に感情移入しやすい

地獄楽ファンの人多くは、おそらく主人公の画眉丸を推して見てるのではないでしょうか。

画眉丸は「生きて帰って妻に会いたい」という理由で、仙薬のために戦っています。

大切な人に会いたいから頑張るというのは、多くの人が共感できるはずです。

また、作品の構成自体も、画眉丸に感情移入しやすい要因かなと考えます。

多くのアクション作品では、まず敵がいて、敵がいるから戦わなければいけないという流れです。

しかし、”敵がいるから戦う”というのは、”生活のために働く”と同じくらい当然のことであり、そこに感情移入は起こりにくいです。

一方、画眉丸の場合、”妻に会うために”という使命ありきで、戦いが起こっています。

なので、見てる視聴者は、画眉丸が戦闘をしている状況だったり流れにも納得した上で、感情移入できているのかなと思います。

各々のキャラが立っている

地獄楽では、画眉丸と同じく仙薬の獲得を目指す死罪人が7人、同伴している処刑執行人も7人います。

なので、登場するキャラは少なめと言えます。

キャラ数が少ない分、それぞれにスポットが当てられるため、全員の個性がわかりやすいです。

また、画眉丸以外のキャラも、何らかの使命や大義を抱いて仙薬争奪に参加しているので、他のキャラにも感情移入しやすいと思います。

キャラ数が少ないというのは少し寂しいという意見もあると思うのですが、それを感じさせないくらい全員キャラが濃いです。

展開が早い

地獄楽は、話が進むのが本当に早いです。

前話までは強そうだなって思ったキャラがパタパタ死んだり、敵のレベルもすぐに上がります。

30分見たのに何もなかったみたいな回が一度もなく、毎回必ず何か起きます。

なので、ダラダラと進行せず、スピード感を求める視聴者にとっては非常に見やすかったと思います。

総括

ここまで地獄楽の魅力を語ってきましたが、多くの視聴者が最も惹かれたポイントはやはり感情移入できる点だと思います。

20代前半の僕は、「何となく面白そうだから」「なんか迫力がありそうだから」という理由で見続けることは少ないです。

どちらかというと、描かれてるストーリに惹かれて追いたくなるパターンが多いです。

なので、迫力のあるアクションだったり、最強のキャラよりは、見てて共感できるストーリーの方が大人には刺さりやすいのかなと思いました。


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