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必要な我慢、いらない我慢の見分け方

こんにちは、CHIHIROです。
No.1酒造メーカー営業、超ホワイトな国立大学職員を経て、個人でキャリアカウンセラー/ファッションコンサル/タップダンス講師などをしています!

このnoteでは、【勇気を出してマイペースに生きていく】をテーマに、

✔他人の目を気にせず、素直に堂々としているためには?
✔️自分のめんどくささを受け入れ、軽やかに乗りこなすには?
✔誇りをもって働き、日々を過ごすためには?

など、【自分の気質を受け入れて、確かな足取りで生きるヒント】を綴っています✍︎✨



今回は「我慢」について考えてみた、という記事です。

みなさんは自分のこと、我慢強いと思いますか?

「我慢」という言葉は、最近はネガティブなニュアンスが強いです。特にHSP気質の人向けの発信では「我慢しなくていいんだよ」というメッセージをよく見かける気がします。

「そのとおり!我慢よくない!」と感じる方もいれば、「えー我慢強いのはわたしの長所なんだけどなあ……」と、ちょっとがっかりしちゃう方もいるのではないでしょうか。

わたしは昔から、我慢するのが割と好き&得意です。ストイックだね~とよく言われます。なので、「我慢はやめよう」の言葉を見ると、「わかるけど~~でも、そうかなあ~~」なんて思っていたのですが……。

しかし今一度、過去の我慢経験を振り返ってみたら、「これはマジで無駄すぎる我慢だった」「このパターンの我慢は、確かにしなくていいな」などの気づきがありました!

というわけで今回は、「我慢」のしどころ・抜きどころを考えてみたいと思います✨

☾ ☾ ☾ 





01 |「我慢」には2つのパターンがある


色んな我慢をした過去を振り返ると、我慢で「輝ける」パターンと我慢で「詰む」パターンの2種類があると気づきました。

それぞれどんな我慢体験だったか、まずお伝えしますね!


①「我慢」で輝けるパターン


「我慢」で輝けた経験には、こんなものがあります。

・中学時代:人間の動きが出来ていないと言われながら続けたバレーボール
・高校時代:1年間、まったく芽が出なかった弓道
・営業時代:大学職員採用筆記試験の勉強
・大学職員時代:要求の細かい上司になんとか食らいついていったこと
・フリーランスになってから:3ヶ月集中インスタ更新

どれもこれも、「我慢」続きだったなあと思い出します……笑
でも総じて「辛かったけど我慢してよかったな」と思えます。

例えば中学時代・バレーボール部での経験。

部活では、ミスすれば当然怒られ、ミスを謝ればまた怒られ、それに委縮すればそれもまた怒られ、ふてくされれば速攻で怒られ、無理して明るくしていればそれもなぜか怒られ……とにかく怒られまくってました笑

わたしはほんとに三次元で生きてる?ってくらい空間把握能力が終了しているので、ボールと自分の身体との距離感が上手くつかめないんです。

そのせいで、サーブやスパイクを打とうとしてボールが手に当たらなかったり、レシーブの位置取りセンスが皆無だったりします。試合中にボールを見失ったと思ったら、自分の脳天に落ちてきたこともあります。

そんなわたしに、顧問の先生はよく「早く人間になってくれよ!!!」と絶叫してました。プレーできるレベルどころか、ヒトでさえないと……。そうやってみんなの前で怒られるのが、本当に恥ずかしいし、悔しかったです。

ヒトであることさえ否定されたら、さすがに我慢しなくてもいいんじゃないかと、今では思ったりもしますが……笑

でも、この時は我慢する方を選びました。
その結果なんと、引退前最後の大会で「MVP」に選ばれました
ヒトでさえなかったというのに……笑 
たぶん、ヒトでさえなかった者の進化をねぎらってくれたんだと思います。

それでもこの経験は、わたしに大きな自信を与えてくれました。
我慢の中身としては、現代のコンプラ的に気になる点はあるのですが笑
我慢してよかったなと思うことの一つです。


②「我慢」で詰んだパターン


逆に、我慢したことを後悔していることはこちら。

・大学時代、自分の本当に好きなことをやらなかったこと
・全然乗り気じゃなかったのに、資格が欲しくて通った生け花
・折り合い最悪の上司と関係を保とうとして、仕事を休まなかったこと
・生理痛

人生でさっさとやめればよかった我慢No.1は、上司と折り合いが悪くなったとき、なんとか関係を保とうとして、仕事を休まなかったことです。

詳しくは別の機会に書きますが、わたしは3ヶ月、仕事を休んだことがあります。理由は直属の上司との折り合いが最悪で、うつ状態になったため。修復不能なレベルで関係が悪化し、業務上においても心身の状態的にも、仕事に支障が出てしまいました。

それまで、人間関係であんまり苦労したことがなかったので、めちゃくちゃショックでした。ほかの人は上手くやってるんだから、わたしも我慢しないと!と、頑張ったのですが……。

これは本当に無駄でした。
このとき必要だったのは、我慢じゃなくて「行動」でした。

関係が悪化する前に、コミュニケーションの仕方を変えてみたり、異動を願い出てみたり。上司や同僚の態度に我慢するのではなく、変化を起こしたり、とっとと距離をとったりする方が、確実に賢明でした。

我慢すると良いことがある、という感覚が強かったのもあり、つい状況を受け入れる努力ばかりしてしまいました。でもこの一件で、我慢は一概に良い結果ばかりを連れてきてくれるわけではない、と学びました(この学びがあっただけ、無駄にはなってないかもですが😌)。

あと、大切なことなのでお伝えしますが、生理痛を毎月我慢している人は、今すぐに病院に行ってくださいませ😢



02|「我慢」が輝くのは「目的がある」とき


我慢によって輝いたパターンと詰んだパターン。
どこに違いがあるか考えてみると、前者のパターンには総じて、「目的」がありました。

先ほど挙げたバレーの経験の場合、目的は「運動ができる自分になるため」でした。

球技感覚の終わり具合からもお分かりかと思いますが、わたしは運動音痴です。幼稚園・小学校の頃から、体育や外遊びが大嫌いでした。
でも、運動できるとやっぱり、かっこいいじゃないですか。自分もそうなりたかったんです。

練習は、シンプルに我慢の連続でしたが、「運動できる自分になりたい」というモチベーションがあったから、頑張れました。

その他、大学職員筆記試験だったら「自分の大切にしたいものを守れる生活を手に入れるため」、要求の細かい上司にくらいついたのは「事務処理能力を上げて実績を残すため」。

理不尽な言葉とか、体力的な辛さとか、すぐには上手くいかないもどかしさとか。
そういう苦しさを我慢して乗り越えた先に、自分の目指すものがあるときは、「輝ける」パターンです。自ら、我慢に意味を持たせることが出来ます。そういうときは、頑張って我慢した方が良いです。絶対、自信になります。


逆に、目的がない我慢をしたときって、

・結果を得ても虚しい
・失敗を他人のせいにしたくなる
・心身を壊す

などの症状が現れます。つまり、詰みます。
すると、その経験に、意味を見出すことが出来ません。「時間も、お金も、エネルギーも、何もかも無駄だったな。自分には何もないな」なんて、自信を失ってしまいます。

例えば、なんのために勉強するのか分からないときって、尋常じゃなく、苦痛じゃないですか?

でも、「勉強して資格試験に受かり、給料上げるため」だったら頑張れる人はいるんじゃないでしょうか。我慢の結果、得られるのが自分にとって嬉しいものだから、頑張れるんですよね。

でももし、「これ以上給料上がらなくていいんだけどな……」と思っている人ならば、我慢に意味を感じないし、結果が得られてもそのとき生まれる感情は虚無です。

いまもし何か「我慢」している感覚があるならば、その我慢に目的があるかどうか、考えてみることをオススメします。


03|「我慢の目的」は「価値観」につながっている


ここまで色々書いてきて気付いたのは、我慢の目的は自分の価値観と繋がっている、ということです。

例えば「毎日、辛くて苦しいけど筋トレを続けている」人がいたとしますよね。

そういう人は世の中にたくさんいると思いますが、その目的は、他人によって色々です。

・健康のため
・どこまで自分を追い込めるか試すため
・やりきった自分を誇るため
・たくさんの人にモテるため
・有名になるため
・努力する姿を見せて大切な人を励ますため

それぞれの目的って、自分が大切にしたいことにつながっているんじゃないかと思います。
「健康」「ストイックであること」「誇り」「人気があること」「たくさんの人に知られていること」「献身的であること」……みたいに。

目的が複数重なったときは、めちゃくちゃ強い意志で我慢できそうですね。

あるいは、当面目指す場所が自分の目的とはちょっとズレていても、そこに自分の価値観を満たす要素を見いだせれば、我慢のしがいが感じられるようになるかもしれません。

たとえば、健康を大切にしたい人は、「ボディビル大会で優勝して有名になるため」に筋トレはしたくないかもしれませんが、「まあでも、やっているうちに健康にもなれるし」と捉えられれば、我慢ができるかもしれない。

こうやって、自分の価値観と我慢の目的のつながりを意識してみると、「我慢で輝けるパターン」が増えていくかもしれません。


☾ |もしいま、我慢が辛いと感じているなら


我慢体験を整理してみての一番の気づきはやはり、

✓我慢は、すりゃいいってものではない
✓輝ける我慢は、自分の価値観とつながっている

の2点。

我慢は目的があってこそ。目的は価値観が明確であればこそ。
意味のある、価値のある経験になるのです。

HSPの人は確かに、「どんな場面でも」我慢しがち。
「我慢しなくていいんだよ」は、「自分の価値観にそぐわない我慢は、しなくていいんだよ」という意味なのだろうと思います。

もしいま、なにか「我慢」している感覚があって、疑問を感じるのなら、「目的」と「価値観」を整理してみると良いと思います✨


ここまでお読みくださり、ありがとうございました!
毎度毎度、こんなに長く書くつもりじゃなかったのに……と反省します😂
お付き合いくださった方、嬉しいです!よろしければスキ、フォロー、よろしくお願いいたします🫶🏻
めっちゃ喜びます!

また次回の記事でお会いできたら嬉しいです~✨
それでは💃✨



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