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手放せてなかった

ご飯作りに追われなくなって「自分は自由になった」と感じていたけど
それは勘違いだったと気づいた。
誰かに縛られていたと感じていたけど、私が私を縛っていただけ。
そう。
ご飯作りや起きる時間だけは自由になったけど、私は相変わらず自分で自分を縛ってたんだな。
古い価値観と思い込みという鎖で。

お稽古事に通うことも
レッスンに励むことも
事務所のいいように使われて安いアルバイト引き受けることも
オーデションに一喜一憂していることも
結局は不自由だった今までと何も変わっていなかった。

だから自分を発揮できないことにイライラするし
SNSのいいね数やフォロワー数に必死になるし
人気のある人に嫉妬するし
こんな生活でいいの?ってモヤモヤする

これまでの私と何も変わっていないじゃない。

それならもっと違う世界に目を向けて一歩踏み出したらいいじゃない!!
と、言われても、
某有名劇団のオーデションに挑戦するだなんて、なんてこれっぽちも考えたことなかった。
英語力をつけよと言われても、
いや、そんなんこの先必要になるとは思えんし。
そもそも自分にはそんな実力ないし、別世界別次元の話だと思っていたんだよね。
そのくせ、屋外イベントで若手と一緒にステージに立たされるなんて屈辱的だと思っているんだよね。
私の生きる場所はここじゃぁないってことなんでしょうかね?
ここに住んで、確かに生活は豊かに快適にはなったけど、
ここに住むことが最終目標でもないし、
CMや映画やドラマのチョイ役に出演することも目指す姿じゃぁないんだよね。
目を瞑って見ないふりをしてきてたんだね、私。
これでいいのだ。十分に願いが叶ってる…なんて…

あんなに芸能活動したくて、
ここに住んだらそのチャンスが広がる!なんて夢見てたけど
結局、どこに住もうと
何に向かうかはっきりしていない自分がいる限り
何も変わりはしないのだと思う。

満月のパワーが強すぎたのか、
感情が混乱しまくっている。

私、
この先、何がしたいのかな。
好きで好きで時間を忘れて夢中になれることって
何だったのかな?
可笑しいね。
年金を貰う年になったというのに
まだ自由に生きることを模索しているなんて、
私って永遠の乙女なのか?

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