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(還暦過ぎても)迷い道くねくね

2023年6月末に64年間過ごした秋田を離れ、宮城某所で暮らし始めたものの、
最初の頃は暮らしのリズムも掴めず、募集案件のオーデションにも受からず、
占いやスピリチュアルの記事を読み漁っては、「う〜む。。。。もしや、間違った方向に進んでいるのを止められているのか?」「いやいや。今は星回りの影響で物事が進まないのか?」と、原因を自分以外の何かに探そうとしていたのだけど、

んなことない!
物事の原因と結果はちゃんと辻褄があってるはずなのである。

私がブレブレだったってことだろうな。

芸能の仕事といっても様々あって、エキストラからモデル、CMやインフォマーシャル、
声優、舞台俳優、映画俳優、アーティスト、ダンサーetc
私の場合、基礎コースの授業を受けている段階で、素敵な短編映画に出演させてもらったり、有名監督の制作する映画にエキストラではなく役者として出演させてもらったり、有名会社のインフォマーシャルに出演させてもらったりしたので、とても幸運だったと思う。
こちらに住まいを移してからはアーティストとしてもイベントに参加させてもらったのも
ありがたいことだった。
ほとんどの場合、作品のイメージに合うか?合わないか?というだけでCMやサブキャストは決まってしまうので、同時期に入所したにも関わらず、ほとんど仕事をもらったことがないという方もいらっしゃることを思えば、本当にラッキーだったとしか言いようがない。
残念ながら、シニアタレントは一部の例外的案件を除き、表現力や芝居の上手さなんて選考の条件にはならないのよ。(あ。誤解のないように申しますが、日々、演技のお稽古に励んでいる多くの皆さんの努力は、決して無駄ではありませんから)

2年の研修?期間を終え、無事に卒業するタイミングで移住し、
事務所にも気軽に行けるし、東京も近いし、動くぞ〜と張り切っていたのだが、冒頭にも記したように、オーデションは落ちまくる。それ自体は別に珍しくもないことなので、それほど落ち込まないのだが、

まず一つ目。
オーデションもなく、きっと和気藹々とした舞台だろうと想像して参加したのがとんでもないもので、初日から本番までず〜〜〜っと参加したことを後悔していた。
途中でリタイアすることもできたのだが、投げ出したと思われるのも癪に触るし、参加し続けたんだけど、5ヶ月という長い時間を無駄にした感だけが残ってしまった。
これは辛い。辛かった。

二つ目。
これは現在進行形。何かしら学びになるかなと申し込んだワークショップ。
講師の言ってることは正論よ。むしろ正論しか言わない。
でも、心に響いてこない。人としての魅力が伝わってこない。第一、この講師と肌が合わない。好きとか嫌いとかの前に「合わない」という一言に尽きるんだろうな。
だから全てにおいてコミュニケーションがギクシャクする。
講義の内容だけでなく、メールのやり取りさえスムーズにいかない。
これをあと2ヶ月耐えねばならないのか〜と思うと暗い気分になる。画面上(オンラインなので)では、できる限りインテリアかなんかのように無機質になっていようと思うんだが。

この二つに共通するのは
どちらも私という人間の「表現」や「価値観」を受け入れてくれない人と対峙しているということだ。
さらに言えば、受講生や役者へのリスペクトが全くない。平気でそこにいない人を批判する。「こんなに読解力のないこの人には二度と声をかけないでしょう。」などと平気で言う?
私もどこかでそんなふうに引き合いに出されて貶されるんだろうなと、思うと、こっちこそあなたとは仕事したくないです!と、思ってしまうのだが。
人は誰でも自分を認め、寄り添ってくれる人の側にいたいし、認めてもらえることで幸せを感じる。今までもこれからも私を取り巻く人間模様は多岐に渡るだろう。
認めてくれる人、応援してくれる人、否定する人、無視する人…
できるだけ、心地よい人のそばで生きると決めたのに、またまたそうでないものを引き寄せてしまったのは、誰あろう私自身なのだが。

でね。
この経験から学んだことは
目指すべきところがブレてたら心地よくない場所に導かれるよってことなんだと思う。
心に邪心、野望、打算があったのかも知れない。
ただただ、
楽しい、好き、ワクワクする、もっとやりたい…
という気持ちで向かわないと望んでいる場所には辿り着かないってことなのだと思う。

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