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一時帰宅して感じたことなど

夫の事業承継の事務手続きも終盤に入った。
そのために昨日から一時帰宅している。すでに、引き継ぐ相手のS氏も家の一室に間借りしている。昨夜は私も含めて3人で軽く晩酌をした。
「朝は起きませんからね。」と、夫に宣言しておいたけれど、なかなか寝付けないし、エアコンの音がうるさくて結局3時半に目が覚めたら、4時半にはランニングに出かけようとしているS氏の部屋のカーテンが開く音。5時半には台所で朝食の支度をはじめた夫の足音。
6時には「ただいま。」「お帰りなさい。ご飯どうぞ。」の声。
なんなのだ????この展開は?
赤の他人であり年齢差も実の息子ほどの男性に甲斐甲斐しくご飯の用意をしている夫に笑えるやら呆れるやら…
23歳で7歳年上の夫と結婚してから40年以上経つけれど、
初めて朝ごはんを用意してもらった!その記念の一枚をサムネイルに貼っておく。🤣

それはさておき、
移住して、一ヶ月。
なかなか家具の配置や猫たちの爪研ぎの場所や水飲みの場所などピタッとハマらずにいたのだが、
次女がこれはこうしたら?あれはああしたら?と、提案してくれて、そのように配置し直して、ようやく人間と猫の動線がスムーズになった。空間も無駄なく違和感なく落ち着いた。
それはどうしてなのかやっとわかった。

私は空間が変わってもできるだけ元の家にいた時を再現しようとしていたんだ。4匹になったのに相変わらず6匹いた時のようにたくさんのトイレと爪研ぎを用意していたし、新しく導入した水飲みの場所はとりあえず…のままだったし。
空間が変わったんだから、それに合わせた家具や備品を一から考え直すべきだったんだね。
これは自分の行動にも言えることだった。
朝のルーティンは特別にきまりはなくなったけれど、相変わらずこちらにいた時のようにバレエレッスンに行く。オンラインレッスンを受ける。
「やらねばならぬ。」
が先行していた。

ところが、時間帯も教室の雰囲気も今までとはまるで違うことばかり。しっくりこない。慌てて入会した教室も一ヶ月通ったけれど、
「これはバレエじゃない!私が思ってるレッスンじゃない!」と、もやもやが深まるばかり。
でも、入会しちゃったしなー。

「上手に嘘ついてやめたら?誰も傷つかないよ。」
娘にポンと言われてようやく辞める決心がついた。
秋田での生活をこちらでも再現しようとしていたことがそもそもの間違いなのだと気づいた。
住む場所を変えるということは、単に住所を変えることでもなく、住居が変わることでもない。そんな物理的なことじゃないのだな。
きっぱりとゼロからのスタートだと認識した方がスムーズだ。
秋田でもできるし、ここでもできることをしてもあまり意味がない。
「秋田ではできなかった!しかし、ここではできる!」
それをやるためにここに来たのだと思う。
何をやりたかったのか?
ぼんやり考えていたら答えがわかった。
わかった途端に一つ引き寄せた。神様からゴーサインが出たなと思いたい。
もう一つあるけど、それはまだ進んでいない。まあ、焦ることはない。

それと、音声配信や各種SNSも見直す時期に来たんだなと思っている。
承認欲求の塊みたいな配信は自分自身があさましくおぞましいと感じるし、疲れてしまった。
ずっと独り言として続けてきたブログを書いていた頃の自分に戻ろうと思う。

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