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年金の請求に行った話

長年暮らしていた秋田県から宮城県に引っ越すことになって、なんとなく後回しにしていた年金の請求手続きを先月、重い腰を上げてようやく実行した。
最初に年金の請求のために必要な書類が届いた時、必要書類の多さと、記入欄の多さに、すぐにへこたれたんだよね。わざわざわかりにくく書いてない?それとも私が頭、悪すぎなの?と。
私はどれに当てはまるのかさっぱりわからんて言う感じだった。でも、住所も変わるタイミングだし、いよいよ12月には満65歳を迎えるわけだし、今後の収入は年金だし、知らんふりもできないだろう。
これは、直接年金事務所に行って聞くしかないだろうと思い、意を決して電話してみた。
驚いたことに、町の事務所に電話は通じないのね。フリーダイヤルでコールセンターみたいなところに導かれ、やたらに丁寧なスタッフさんが対応してくれた、「こういう書類を書いてるんですけれども、とりあえずここまではやったんですけれども、どうしたらいいんですか?」と言う話をした。実は共済組合員時代と厚生年金と2つ持っているので、二カ所から書類が来てて、重複する部分もあり、どうしたら?と尋ねたら大変丁寧にいろいろ教えてくださった。まあ、数年前に年金事務所が色々問題起こして、それ以来の事務所改革の賜物なんだろうけど。さらに、マイナンバーカードの導入で、もっていくべき書類等もかなり減っていて、これは2年、書類放置していてよかった!(いや、よくないだろ!)
申請には予約が必ず必要と言う事だったので、今度は地元の年金事務所に電話し、すぐにでも予約取れるだろうと思っていたら、結構埋まってる。びっくり。
地元の年金事務所の方も大変丁寧に対応してくれ、無事に予約が済んだ。
ところが、すぐ後に最初に電話した年金コールセンターから電話があり、「共済の方に提出してるのであれば、地元には請求しなくてもいいと上司から聞きまして、今お電話差し上げているところです。不勉強で申し訳ございませんでした。」と、平身低頭。
昔は、それこそお役所仕事で、「この書類違うなぁ。」というようなつっけんどんな対応が多かったらしいよね。難しい書類を必死で解読して、職員に冷たくあしらわれたらたまったもんじゃないよね。
まあ、職員も煩雑な書類に目を通して、これ、ほんとに必要なのか?うんざりするなぁ…という気持ちだったのかもしれない。
今はマイナンバーの紐付けのミスが相次いで、「マイナンバーなんて要らない!」という人が増えているそうだが、マイナンバーって、あれでしょ?昔、国民背番号って言われたやつだよね?20年も前からやるぞ〜と言ってやれてなかった制度だよね。それがやっと導入されたわけだ。
確かにマイナンバー導入にあたっては人的ミスが続いてて、不安を覚える人もいるだろうが、行政の煩雑な書類手続きは一気に簡素化される。
マイナンバーの手続きに不安を覚える高齢者や、ネット上での登録ができない人には、噛んで含んで丁寧に説明すれば良いだけで、そういう人たちを切り捨ててるなんて批判は違うと思うんだけどな。
今回、年金の請求に行って、マイナンバーカードのおかげで楽をさせてもらった私の
個人的意見だけどね。

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